お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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『晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>』 大崎 梢
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
大崎 梢

先日読んだ『配達あかずきん』とおなじ杏子さん&多絵ちゃんの成風堂書店シリーズ第2弾。

以前成風堂で働いていた美保さんから、杏子さん宛てに手紙が届いた。
美保さんは信州の実家に帰り、地元の老舗書店で働いている。
美保さんからの手紙によると、職場である「まるう堂書店」に最近、幽霊が出るのだという。
しかもその幽霊は、人殺しの罪により服役していたのだけど、刑期があける前に獄中死してしまったといういわくつきの人物だった…。
まるう堂の店主はこのままだと店を畳みかねない勢いらしく、美保さんは杏子さんと名探偵・多絵ちゃんに助けてほしいと手紙を送ってきた。

あまり乗り気でない杏子さんを説き伏せて、多絵ちゃんと杏子さんは信州のまるう堂書店に行くことに・・・


なんと今回は殺人事件が絡んでます。
けど、絵が壊滅的にへたくそな多絵ちゃんや、まるう堂の店作りに魅了されて事件解決よりも本を見たい、売り場を見たいとうずうずしちゃう杏子さんたちが固くなりがちな雰囲気を和らげてくれるので、どこか楽しい謎解き旅になってます。

ミステリだからもちろん謎解きが主なんだろうけど、この本の魅力はなんと言っても書店や本の描写。そして書店・本に対する従業員の熱い思い!
そして、まるう堂書店本店や支店の内装や棚の様子の描写がすごい。思わず頭の中で、こんなのかな、ここに看板があって、きっと2階は…と想像してしまいます。
それくらい、熱がこもってる♪
こんな本屋さん是非行ってみたい!と思わせる書き方です。


ところでこの本の最初の方で、成風堂に刑事さんがやってきて「丸二時間、本屋をうろつく客というのはいるものでしょうか」「長時間本屋に居続けるというのは、常識から考えて不自然かと思いまして」というんです。

この言葉を読んだ時、「そんなん普通じゃん」と思ってしまったんだけど…本屋さんに2時間とか、普通ですよねぇ?
毎日のように通っても時間が足りないくらい本屋さんは楽しいのに。
ついつい自分の視点からものをみちゃうけど、この刑事さんたちの言葉が普通なのかなぁ。
| マメリ | 大崎梢 | comments(0) | trackbacks(0) |
『配達あかずきん』 大崎 梢
配達あかずきん
配達あかずきん
大崎 梢

駅ビル6階に入っている成風堂書店を舞台に、社員の杏子と勘のいいアルバイト店員の多絵が繰り広げる日常(?)ミステリ。

寝たきりのようになってしまった知人から頼まれた本を買いに来た男性。
ほしい本は3冊。しかし困ったことに、知人の言う本の題名はどれも日本語なのかどうかもあやしい、なんとも意味不明なものだった。

美容院に配達したばかりの雑誌に、その美容院の常連客の盗撮写真が挟まっていた。しかもそれを見つけたのは、写真の本人。
いったい誰がこんな悪質なイヤガラセをしたのか。

本屋さんが中心となった5編の短編集。


読んでみたいな、買おうかな・・・と悩んでいるうちに2作目が発売されてしまったので、これは早く読まなきゃと買った本。

一度働いてみたいな・・・と思ったことはあるはず。でも通うだけで終わってる未知の世界・書店が舞台となっています。←私にとっては

最初のお話の仕掛けはすぐにわかっちゃったけど、楽しく読めました。
書店員さんが日常業務の合間に謎解きをするので、普段どんな仕事をしているのかとか、こんなお客さまが多いとか、働かないとわからない裏情報もたくさんあってドキドキしました。

お客様と店員さんの距離も近い。殺伐とした”本を売るだけ”ではない姿勢が心地いいです。
こんな本屋さんがあったらぜひ行ってみたいな。

5編の中で私は『六冊目のメッセージ』が好き。
| マメリ | 大崎梢 | comments(6) | trackbacks(2) |