お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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Donna Hay,Con Poulos

手持ちの本の中で一番活用してるお菓子本。綺麗な写真ばかりで、見てるだけで幸せになれます☆英語ですが、難しい言い回しもないので英語初心者でも問題ないです♪
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『アイスクリン強し』 畠中 恵
ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。<Amazon 「BOOK」データベースより>


畠中さんらしい、登場人物たちが可愛く、にぎやかで楽しいお話でした♪

洋菓子職人の真次郎と幼馴染たちが明治の東京を駆け巡る〜。
真次郎や長瀬たちの掛け合いはとてもほのぼのしているのですが、降りかかる厄介事や時代の流れはけして可愛いものばかりではなく…。
コレラ対策にかりだされたり、戦争の予感を感じ取ってしまうようなことも。
江戸の頃の平和はもう過去のもの。外に踏み出せるようになると戦を考えてしまう国を憂い、しかし対策も練らねばと先を見据える目。
謎解きとお菓子が絡み合い、甘い匂いが漂う中切なさを感じる場面もありました。

5篇からなる連作短編集で、ぽんぽんっとリズミカルにお話が進んでいくのでとても読みやすかったです。
世の中がめまぐるしく動いていくなかを、お菓子を作ったり幼馴染の女の子の心のふさぎが気になったり、お金がなくて四苦八苦したりと、元気に駆け回る姿が楽しかったです☆
| マメリ | 畠中恵 | comments(2) | trackbacks(1) |
『いっちばん』 畠中 恵
畠中 恵
新潮社
¥ 1,470
(2008-07)
若だんなに元気がない? それはいつものことだけど、身体じゃなくて気持ちが鬱いでるって? こうなりゃ、誰が一番若だんなを喜ばせられるか、一つ勝負といこうじゃないか――一歩ずつ大人の階段を登り始めた若だんなと、頼りになりそうでどこかズレてる妖たちが大人気の「しゃばけ」シリーズ第7弾<新潮社HPより>


発売されてすぐに買っていたんですが、2ヶ月近く放置しておりました…。
そして気がついたら、ブックカバーの締め切りが過ぎてた。とっくにね。
それはそうと、この本、サイン本です♪滅多に行かない駅前のジュンク堂に何でだか忘れたけど行った時、サイン本がつんであるのを発見♪わーお!とばかりに購入しました。
いつもはポイントのつく紀伊国屋で買ってるんですが…紀伊国屋って好きな作家さんのサイン本が少ないんですよねー…。
地方なのでサイン会とかに参加できないのが悔しいです。

さて、しゃばけシリーズ最新刊。
この本には5つの短編が収録されてるんですが、私は「いっちばん」、「いっぷく」、「餡子は甘いか」が好き。1つに絞れませんでした(笑)

「いっちばん」は最近元気がない若だんなを、どうにかして元気付けようと奮闘する妖したちのお話。
妖したちがどれだけ若だんなの事が好きなのか、というのが端々に現れていて、読んでてほのぼのと楽しかったです。

「いっぷく」では気になっていた彼のその後が語られていて、ちょっとすっきり。
彼のお兄さん、七之助もなにやら面白そうだし。鳴家の事を切り出したいのになかなか口に出来ない七之助の葛藤が、楽しかったです。

そしてちょっと切なかったのが「餡子は甘いか」。
若だんなの幼馴染の栄吉が修行先で、このまま上達しないのではないか、お菓子作りを続けても良いのかと悩んで悩んで…結局…というお話。
実力の世界といえ、やっぱり栄吉が作業からはずされてしまう場面は読んでて哀しかったです。今後、栄吉がどんな風に成長していくのかが気になる。

11月にはドラマ化第2弾が放送されるそうですね♪
楽しみです♪
| マメリ | 畠中恵 | comments(2) | trackbacks(2) |
『こころげそう  男女九人 お江戸恋ものがたり』 畠中 恵
江戸・橋本町の下っ引き宇多は好いていた幼馴染の於ふじの死から、なかなか立ち直れないでいた。
そんな時、女の幽霊が出ると噂が立つ。しかもその幽霊が出るのは、於ふじの父親・由紀兵衛の住まう長屋だという。由紀兵衛の家を訪ねた宇多はそこで於ふじと再会してしまい…


9人の幼馴染の恋模様を、ミステリを交えて描いたお話。
しゃばけシリーズのようなほのぼの感は薄く、切ない雰囲気たっぷりでした。
とはいっても、宇多も幼馴染達も良いやつらばかり。それに宇多の妹のような存在のお絹はおきゃんで元気いっぱいだしで、切ない中にも明るさがあって楽しかったです♪

幼馴染達の、うまくいきそうで行かない恋模様や、片思いの数々…。
その恋も、最後には決着を見せるのだけど、その結末も良かったです。弥太ってばいい男〜!
宇多の、再び別れなければいけないのかという不安にさいなまれつつ、どんな形であれ於ふじと再会できたことを喜んでるのが…先を考えると切ない…。

行方不明になった八卦置きの捜索や殺人事件なんかが絡みながらすすむ彼らの恋物語。
こういうお話もいいなぁと思いました。
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| マメリ | 畠中恵 | comments(4) | trackbacks(2) |
『しゃばけ読本』 畠中 恵
畠中 恵,柴田 ゆう
新潮社
¥ 1,260
(2007-11)
鳴家の大きなイラストが可愛い〜♪
じつは買おうかどうしようか迷っていたんですが、書店でパラパラっと立ち読みしていたところ、巻末の登場人物たちへの直撃インタビューが楽しくてつい買っちゃいました。

このところ何もしたくない、面倒臭い…本を読むのもちょっとしんどい、漫画がいいわ…とだらけていたので、こういうほんわかした読み物が予想外に楽しめました。
登場人物たちへの直撃インタビューが、質問の趣旨とは違うことを答えてたり、すべてが若だんな中心に回ってる回答だったり…。

雑誌掲載時のイラストも収録されていたのも嬉しかったです♪
悪役でもどこか愛らしい…(笑)
『今昔』の第四回イラストの鳴家戦隊が可愛い(笑)
これを見ていると、本を読み返したくなります。

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| マメリ | 畠中恵 | comments(2) | trackbacks(1) |
『つくもがみ貸します』 畠中 恵
江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで……妖怪たちが引き起こす騒動の数々、ほろりと切なく、ふんわり暖かい連作集。<Amazon 出版社 / 著者からの内容紹介 より>


畠中恵さんの新刊が出ました〜ラブ

なんと今回の舞台となる出雲屋は損料屋!
先日『烏金』(西條奈加 著)という作品で損料屋の事を勉強したばかりだったので(笑)、出雲屋の仕事が損料屋と知って、いったいどんなところに貸して、どんな問題を持ち帰ってくるんだ?!とわくわくしながら読みました。

畠中さんというとあやかしが出てくるものが多いですけど、この『つくもがみ貸します』にも出てきます。この作品ではたくさんの付喪神が。
ところが、時代もの、あやかし(付喪神)がでてくるって所はしゃばけシリーズと似てるんだけど、これに出てくるあやかし達は人間と会話をしない。

出雲屋を切り盛りする清次とお紅は、付喪神となった品を貸し出したりもしてるんだけど、出先で付喪神たちはたくさんの噂話を拾ってくるのです。
付喪神たちは噂話が大好き。
出雲屋に戻ってきた付喪神たちはきゃわきゃわと噂話に興じるんですが、もちろん側に清次やお紅がいます。
いても気にせず話に興じる…。
でも、2人以外の人間が側にいれば彼らはだんまりになっちゃうんです。人間の中でも、清次やお紅だけは別格なのですね〜。

そんな付喪神たちが各所で拾ってきた噂話とお紅が探してる蘇芳という香炉と男性がからんでくるお話です。

最初は勝手な付喪神たちにイラっとしたりもしましたが、付喪神たちののんきな会話に癒されることも。
相変わらずほんわかな雰囲気の作品です。
読後感はすっきり一安心なので、きもちよーく読み終われました☆
| マメリ | 畠中恵 | comments(4) | trackbacks(2) |
『ちんぷんかん』 畠中 恵
しゃばけシリーズ第六弾。
発売されてすぐに買ったのに、読むのを忘れておりました…。
しゃばけシリーズがドラマ化するという話を聞き、まだ読んでなかった!という事を思い出した次第。やー、あぶなかった。

さて6巻は連作短編集。
雑誌で連載されていた作品たちのようですね。
最初の話「鬼と子鬼」では、火事により長崎屋も燃え落ちてしまい、しかも煙を吸った若だんなが三途の川のほとりに行ってしまうお話。
「ちんぷんかん」では広徳寺の寛朝さまの一番弟子・秋英が主人公で、若だんなは寛朝様に相談事にやって来る…という脇役に。
そのほか「今昔」では若だんなの母親・たえが主人公など…普段のシリーズでは見られない、脇の人たちの様子を知ることが出来ます♪

兄や達の甘甘っぷりに更に拍車がかかり、すぐに綿入れにくるまれる若だんな。
仁吉や佐助が大好きなので、甘甘っぷりも微笑ましくて楽しかったです。

しゃばけシリーズドラマ化で、若だんなを演じるのは手越くんという方だとか。
どんな人なのかさっぱりわからなくて検索かけたら、かなーり大量にヒット。・・・したんだけど、どこ見ても写真が見つからないのよね…。
探し方が悪いんだろうけど…。

ジャニーズの人だったんですね〜。そしてNEWSというグループのメンバーだとか。
残念ながらNEWSというグループ自体知らなかった…。嵐とかV6ならメンバーの名前も顔も分かるんだけどなぁ。
本屋さんで雑誌を見て探してこようと思います。
どんな人なのか気になるし。
| マメリ | 畠中恵 | comments(10) | trackbacks(6) |
『まんまこと』 畠中 恵
畠中 恵
文藝春秋
¥ 1,470
(2007-04-05)
桜も満開。
お花見には行きましたか?

私はここ最近、毎日のようにお花見してます。
……1人で…あせあせ

今日も今日とて、お弁当を持って平和公園まで出向き、ベンチに座ってボーっとお昼ご飯を食べて、ぼんやり本を読んで、1時間を過ごしましたパクッ
気持ちよかった〜!
ただ今日は土曜日。ものすっっっごい人出でしたあせあせドームの横を通るとき、「すいません汗」なんて人を避けながら歩かなきゃいけないほど。
平和公園って観光地なんだなぁってつくづく思った…。

そんな平和公園で1人でお弁当を食べてる私…(^_^;)
といっても時間帯が違うだけで、うちのスタッフもみんな平和公園で1人でお弁当を食べてるんですけどね。
私たちは慣れちゃってて恥ずかしいとかあまり思わないんだけど、家族連れとか旅行者の多い平和公園。傍から見ると友達のいない寂しい人にみえるのかな(^_^;)

でも背中にぽかぽか日差しを浴びながらぼんやりしてると、気分転換にもなるしすっごく気持ちいいですラブ


ということで、今日読んだのは畠中さんの新シリーズぴかぴか



江戸は神田の古名主の息子、高橋麻之助は親もあきれる大層お気楽な若者。
同じく町名主の息子、八木清十郎とは幼い頃に道場で知り合って以来の付き合い。
そこにもう1人、これまた道場で知り合った吉五郎が加わわると、幼い頃からの仲良し三人組。
清十郎はひどいたらしの女好き、一方の吉五郎はこれでもかと言うほど馬鹿固い性格をしている。
麻之助は十六の時まで生真面目で勤勉だったのに、ある日を境にポロリとお気楽な若者に化けてしまった。

町名主の下には日々、小さな揉め事が持ち込まれる。
身ごもった娘の父親はいったい誰なのか、万年青のほんとうの主はいったい誰なのか、はたまた作り話が本当になり、いきなり娘が湧いて出たり・・・。
はてさて、これらの事の真相はいったい・・・?



日向ぼっこしながら読むのに丁度いい、ほのぼのとしたお話でした♪
読み手も、おやまあどうなることやら、とお気楽に構えて読み進められるので、のんびりと楽しめます。
けど謎解きとか思わず考えさせられる場面もあったり、麻之助の切ない恋心にきゅーっとしたり…。

登場人物がみんな魅力的なので、そこもまた楽しい。
そうそうこのシリーズもまた親が甘い!(笑)特におとっつぁん。
そこかしこに、甘〜いおとっつぁんが出てくるのが楽しかったですラブ

新シリーズって書いてあるから、もちろん第2弾も出るんですよね?早く読みたいなぁ〜♪

『アコギなのかリッパなのか』はシリーズ化しないのかな…。
| マメリ | 畠中恵 | comments(16) | trackbacks(5) |
『みぃつけた』 文・畠中 恵  絵・柴田 ゆう
みぃつけた
みぃつけた
畠中 恵

しゃばけシリーズの絵本が出ましたラブ
昨夜、『グロテスク』を読み終わった後にこれを読んだら、癒されました(笑)

あ〜、可愛い上向き

これは一太郎と鳴家が知り合ったきっかけのお話。
とっても可愛いイラストと、ほのぼのしたお話に、心もほっこりハート大小

「お店には、おじいさんが連れてきた小僧さんたちもいます。でもまだ来たばかりなので・・・」という文章とともに描かれている2人の小僧さんたち。
きっとこっちが仁吉でこの丸い方が佐助だ!むふふ。
と想像してみたり。


一太郎と鳴家たちの無邪気さに、癒されました〜♪
イラストも、とっても可愛いですぴかぴか
| マメリ | 畠中恵 | comments(8) | trackbacks(2) |
『百万の手』 畠中 恵
百万の手
百万の手
畠中 恵

幼い頃に父が死に、音村夏貴はずっと母と暮らしてきた。
しかし母親は夏貴に亡き夫の姿を重ね、異常な行動をとるようになった。同級生の女の子から電話がかかってきたりプレゼントを貰うことに異常に反応を示したり、14歳になった夏貴と一緒にお風呂に入ろうとしてきたり…。
そんな母との関係に悩む夏貴の唯一の心のよりどころは、親友の正哉だった。

しかしある日、正哉の家が火事になり、両親を助けようと燃え盛る家の中へ飛び込んだ正哉は、両親とともに帰らぬ人となってしまった。
ところが正哉の遺した携帯電話から、火事の真相を調べてほしいと言う正哉の声が聞こえてきて・・・。

不審火だった。
火事の現場から逃げ去った若い男。そして中学生くらいの女の子。
彼らはいったい何者なのか。
正哉一家は、なぜ死ななければいけなかったのか。

調べていくうちに、次々と意外な事実が明らかになってきて・・・


中学生の夏貴が、事件について調査して、徐々に事件の核心へと近づいていくお話です。

途中までは携帯電話の正哉と二人三脚のように進むんだけど、ある時突然、正哉は消えてしまいます。それが本当に突然で…現実ってこういうものなのかもしれないけど、でもあまりに唐突過ぎて、パートナーの交代が最初はしっくりきませんでした。
でも、新パートナーが意外にも実はいい人で。
初登場の場面では胡散臭そうで、裏がありそうだったのに。
ビックリ。

夏貴の視点から語られていくから、夏貴の心情もすごくわかりやすい。しかも根底にあるテーマはとても重いんだけど、難しい言葉も使われていないので読みやかったです。
その問題は、私も高校の時に学びました。
許されることなのか。この先、その問題はどういう道を歩むのか…。
いまだ議論が続いていますが、それが現実となってしまったとき、人々はどういう反応を取るのだろう。

夏貴の母親の婚約者だという東さんのような言葉を言える人が、いったいどれだけ居るんだろう・・・。


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