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2008.03.25 Tuesday 01:27
『木野塚探偵事務所だ』 樋口 有介
だって、あのくっさいセリフを言う人が全く出てこない! わーお。 まあ60になった冴えないおじさんからくっさいセリフ言われてもひくだけだけど…。 木野塚氏は37年勤め上げた警視庁を定年退職。 警視庁勤務と言うと誰でも警官だと勘違いするけれど、木野塚氏は現場なんて一切知らない経理課一筋だった。 でも殺人事件とか推理とかには憧れてて、探偵小説が大好きで、定年退職し自由になった今、長年の夢だった探偵事務所を構えた。 この構えるまでの木野塚氏の行動も面白い。 フィリップ・マーロウはこうしていた。だからこうしなければ…と本で読んだ探偵たちを真似て、事務所を構える場所も、雇う秘書も形から入っていく。 けど結局、事務所はただボロイだけだし、秘書もグラマラスな美人秘書を…と思ってたのに求人しに掲載しても全く電話がかかってこず、成り行きでとってもボーイッシュな女の子、梅谷桃世を雇うことになってしまうし・・・。なにやら妥協だらけ。 そして仕事の依頼もまったくなく・・・。 そうしてモンモンとしていると、一本の依頼が!なんと○○の捜索。 しかし大法螺ふきまくりの木野塚氏。 木野塚氏の過去の話も、そりゃ変態だろと突っ込みたくなるし、推理は全くの見当違いな方向に行ってるし…。 なにやら不安だらけのお話…。 それでもえっちらおっちら物語りは終結していくから不思議。 桃世の存在があればこそ…。 楽しいんだけど、読んでて疲れるような、そんなお話でした。 木野塚氏がトロい! でもそのおじいさんっぷりと、ちょっと変態はいった勘違いっぷりが楽しかった。 事件が無事に解決すると、本当〜にほっとしました。 木野塚氏、いつかは自分で事件解決できるようになるのでしょうか…。 JUGEMテーマ:読書 2008.02.22 Friday 02:42
『ぼくと、ぼくらの夏』 樋口 有介
樋口さんの持ち味はデビュー作からだったんだなと思った一作でした。 『風少女』で登場した斎木亮は大学生と言う設定だったけど、どこか大学生らしくない、ともすれば違和感すら感じてしまうしゃべりがとても印象的でした。 そしてこの作品のシュンは、やはり大人びたしゃべりだし、女性に対してなぜか口下手なようでいてなにげにくどいてるような、キザったらしいしゃべりもする。だけどやっぱり校生っぽい印象がある。 樋口さんといえば、こういう男性像が共通してますね〜。 そしてもちろん、美女も登場するし相棒も登場する。もちろん相棒は女の子☆ 気の強い、ちょっと我侭なところがある。けど憎めない女の子。 この作品は、これまで以上に会話が楽しいお話でした。 特にシュンと父親の会話が楽しかった。ちょっと抜けたような、がんばれーと言ってしまいたくなる雰囲気の父親。けれどじつは刑事なんてのをやってるし、抑えるところはしっかり抑えてる。 おろおろする姿がかわいかった(笑) 結末に意外性はないけれど、途中経過から結末までが丁寧に書かれていて好き。 人物描写、そして探偵役のシュンや麻子の心の揺れ動きもとても良かった。 ほろ苦い青春ミステリーでした。 JUGEMテーマ:読書 2007.12.14 Friday 23:50
『不良少女』 樋口 有介
雑誌に発表され、単行本未収録だった作品が文庫に収められたのが本作。 これまでも女性大好きの柚木は、出会う女性ほとんどすべてに口説き文句を言っていたけど、この短編集は口だけでなくちょっと艶っぽい場面も多くて、長編とは少し雰囲気が違うなと思いました。 吉島冴子からの依頼は、高校生の従姪に知らない男性からのラブレターが届く。それが2ヶ月で8通にものぼった。気味が悪いのでどうにかしてくれと言うことだが…ラブレターを書いた男性にも、そして従姪にもどこか嘘のニオイがしていて・・・。 これは『秋の手紙』という作品。 この本に収録されている作品の中では一番短いけど、不思議な余韻を残す作品でした。 大人からは見えないように隠した、女子高生のある一面とか…すこし不審な男性のコロコロとした態度とか…。 知りませーん、という態度の裏ではしっかりと裏工作してたり、人間、見えてるところだけがすべてじゃないんだよと言うことを、この作品は教えてくれます(笑) この柚木草平シリーズは派手なアクションがないから、そういう人物描写が目をひくのかな…。 柚木草平シリーズの復刊もこれでおしまいだそうです。 2008年には柚木シリーズの新作が発表予定とか。 楽しみです♪ JUGEMテーマ:読書 2007.10.31 Wednesday 23:12
『誰もわたしを愛さない』 樋口 有介
柚木草平シリーズもとうとう6冊目。 コンスタントに刊行されるので、ファンとしては嬉しい限りです。 次回は短編集のようですね。シリーズ外の短編集かな。たぶん買ってしまうんだろうけど…。 さて今回の作品は、このシリーズの醍醐味ともいえる柚木の口先だけの口説き文句と言うかくっさいセリフや女性達との軽妙なやり取りが多く、読んでてとても楽しかったです。 前作はそういうのが少なかったので…。 やっぱり柚木視点のほうが楽しいな。 お話も樋口さん独特の進め方で、きっとラストはこうなるんだろうなぁと想像はつくんだけどそこに行き着くまでの経過が楽しめるので、私としては大満足。 先の想像がついてしまうミステリなんてありえない!って人には向かないかもしれません…。 久々に冴子さんも沢山登場して、新キャラのちょっと手ごわそうな小高直海も登場して…今後がますます楽しみです。 2007.09.23 Sunday 23:52
『夢の終わりとそのつづき』 樋口 有介
元は柚木草平シリーズとは別物だったそうですが、それを主人公を柚木に変えたものだそうです。 お話は、 ある日、柚木の事務所にやってきた美女が「ある家から出てくる男を1週間尾行して欲しい」と依頼をしてきた。 男の年、恰好、背丈など一切が不明。そして前金で百万、1週間後にはまた百万を払うという。 何が起こるかわからない。もしかしたら危険なことがあるかもしれない…という美女。 お金と美人につられて引き受けた仕事だったが、尾行開始3日後に対象の男が変死してしまい・・・ 第一期では冴子さんと良い仲になってましたが、この作品は柚木が警察を止めて間もないため、冴子さんとのことはこのまま諦めよう…みたいな柚木の決心を垣間見ることが出来ます。 刑事事件専門のフリーライターという肩書きがついた経緯もかかれていたりと、シリーズを読んできた人間にはいろいろと楽しい内容が盛り込まれていました。 そして柚木独特の語り口…というか女を前にしたら口からでてくるのはキザな言葉ばかり…というのも変わらず(笑)これはもう、持って生まれた性格? ただちょーっと語りがくどいような気もしました。若さ故かしら。 色々と盛り込まれていて、ファンにとってはとても楽しいお話でした♪ そろそろシリーズ新刊が出てる頃ですよね…。買いに行かなきゃ。 2007.05.25 Friday 01:23
『林檎の木の道』 樋口 有介
半年前まで付き合っていた彼女、由実果が自殺をした。 由実果はその前日、悦至に渋谷まで出てこいと誘われたが断っていた。その電話の後、いったい彼女に何があったのか…。 お通夜で再会した幼稚園時代の同級生と由実果の自殺について調べていくと、それは殺人の可能性が強くなり・・・ 暑い夏の日差し、汗の流れるさま、そしてシャワーを浴びてスッキリして…そんな情景がとてもリアリティのある、夏のお話でした。 このお話は、とにかく脇の人たちが個性豊か!! 脇というか、広田悦至の血縁者というか…。 まず母親は植物学者で、バナナの研究をしている。恐怖のバナナ料理をつくったり、バナナの事についてはとにかく熱く語る。そしてイカの墨を語るときも、まず「基本的にはマグネシウムとカリウム塩だわ」なんて成分を言う。成分言われてもわかんないし(笑) そして「要するに、なにさ」ときいてやっと「イカの墨」という答え。 家のベランダ(屋上)にはバナナ園。 ちなみに悦至は、そのバナナ園で黒いデメキンを飼おうと夏休みの間こつこつと池を掘ってます。 おいおい…。 そしておじいさんは70過ぎてるんだけど35歳の彼女がいる。 その彼女の家に居候してて…子どもをつくろうともしてるし。 悦至の母親の恋人は新聞社に務めていて、虚血性心疾患で、電話を取り次ぐのに相手の名前を覚えない。 この脇役達だけでも楽しかったです。 そんななか悦至はあまり喋らない、無愛想な男の子。 そのくせ、しゃべるとどこか飄々としていて、しかもいきなり女の子を口説くようなこといったり…。この辺は樋口さんの作品に良く出てくる男の人像。 ふつ〜にお酒飲んだりしてるし、ほんとに高校生か?!と言いたくなる時もあるけど、とっさに思ったことそのままを口に出して、それを後悔してたり、強がったり、そして些細なことで傷ついたり…その若々しい感性が高校生っぽいなぁってしみじみとしました。 友達を巡る思いや、由実果の意外な一面が明らかになったり…そうして少しずつ真実に近づいていく、少し苦い青春ミステリ。 2007.04.13 Friday 01:15
『風少女』 樋口 有介
風少女
父親の危篤の知らせを受けて高校時代までをすごした地元に帰郷した斎木亮は、そこで中学時代に憧れていた女性、川村麗子の死を知る。 事故死という警察の見解にどこか納得の行かなかった斎木は、麗子の妹、千里と独自の調査を始めた・・・ なんと20年近く前の作品だそうです。 けれど、そんな年月をほとんど感じさせない作品。 読んでいて「なるほど、この辺が約20年の歳月かな」と思ったのが テープをラジカセにセットして…(47ページ) という場面。テープからCDに変わってどれくらい経つんだろう…。今ではすっかりテープなんて聞かなくなってしまいました。 でもこれ以外はほんとに、執筆されてからの年月を感じさせない作品でした。 それはさておき。 本作の主人公、斎木亮は人を煙に巻くような軽妙な語り口が印象的な、元不良(と周りからは言われている)の大学生。 斎木の語り口が、同じく樋口さんの作品・柚木草平シリーズの主人公を彷彿させます。 殺人を絡めたお話なのに、どろどろとした暗い雰囲気も少なく、最後まで爽やかさを失わない。 斎木の語り口がそうさせているのかな?それとも、樋口さんの作風なのかな。 私はとても好きです。 犯人として疑われているのは同級生ばかり。 彼らのたまり場へ出掛け、色々と探っていれば知りたくなかったことだって耳に入ってきます。そして、やっかみなども言われる。 だけど暗くなりそうな雰囲気になったら、斎木がふと口を挟み雰囲気を変えてしまうか、その場を去ってしまう。 樋口さんの作品は、人間の底の底、ほんとうにドロドロした部分は見せないことが多い。それは作品の空気をドロドロにしないためか、読み手が想像しろと言うことなのか…。 彼らの深いところを想像しながら読んでみるのも楽しい。 ドロドロとしてて迫りくる緊張感があるミステリも楽しい。ミステリが爽やかでどうする、と思われるかもしれないけれど、どこか懐かしくてさっぱりした空気の流れるミステリも良い。 読後感は、この爽やかな青春ミステリのほうが断然気持ち良い。 家族の暖かさなども感じられる、どこかほっとするお話なので、ミステリが苦手でも楽しんでもらえるのではないかなと思いました。 2007.03.21 Wednesday 02:23
『刺青(タトゥー)白書』 樋口 有介
これまで柚木の一人称で語られてきたこのシリーズ。今回は柚木は脇役で(柚木視点もあるけど)、主軸として物語を見据えていくのは女子大生の鈴女。 売り出し中のアイドルが殺された。 そんなの全然関係のない世界の話だと思っていたら、そのアイドルは鈴女の中学時代の同級生だった。 数日後、中学卒業以来じつに6年ぶりに偶然再会した同級生が水死体となって発見された。 相次いでおこった同級生の死。 この事件に関連性はあるのか・・・・ 柚木草平シリーズの第一期が終了だそうです。 次は第二期の『誰もわたしを愛さない』『彼女たちの美しく悲しい脚』『不良少女』が夏の刊行予定だとか。 このシリーズってこんなにも出てたんだね・・・。 早く読みたいなぁ。 楽しみ♪ それはさておき。この『刺青白書』。 このシリーズの魅力は柚木草平の雰囲気とか喋りにあるんだけど、今回は柚木よりも女子大生の鈴女がメイン。 その鈴女と言うキャラが面白くて、すごくぼんやりなマイペース。 鈴女の特技は、時間を忘れて妄想の世界に飛び立つこと。 そして腕組みをしてむむっと唸ること。 照れたり焦ったりもする時も、マイペースな感じでどこか可愛いらしい。 鈴女がこんな性格なこともあってか、物語はこれまでのシリーズに比べてすこしのんびり淡々としていました。 これはこれで楽しい。 いつもの柚木のくっさいセリフが少ないのは残念だったけど。 このシリーズは好きなので、楽しかったです♪ 2006.11.19 Sunday 16:56
『探偵は今夜も憂鬱』 樋口 有介
昨夜は布団の中で本を読んでたら、いつの間にか寝てて、気がついたら昼前でした。
よく寝た〜 ということで、昨日読んだ本。 探偵は今夜も憂鬱 樋口 有介 柚木草平シリーズ第3弾です。 今回は中篇3篇が収録されてます。 相変わらず美女ばかり出てくるこのシリーズ。たまに依頼人で「お、草平さんの好みじゃないんだ?」って人が出てくると、実はその人はたんなる仲介役で本当の依頼人は美女!だったり…。 今回の依頼はどれもが草平さんは渋ってしまうような、興信所に頼めと依頼を断ってしまうようなものばかり。しかし毎度お財布の寂しい草平さんは、金に糸目はつけないなどといわれると心動いて引き受けてしまう…。 美人エステクラブ・オーナー園岡えりからの依頼は、義妹に絡んでくる男の事を調べて欲しいというもの。それというのも、その男は過去に喧嘩で人を殴り殺しているのだという。 ところが、依頼を受けた次の日に園岡えりが殺されてしまう。 喧嘩の経緯や、それに携わった男達の言い分、そして園岡えりや義妹のまわりを調べていくと・・・ ほか、突然失踪してしまった有名女優を探して欲しいというプロダクション社長からの依頼や、3年前に山で遭難した夫から警察には知らせないでほしいという手紙が来た。夫は生きているのか?という依頼の3篇。 人の欲望、驕り、そして秘められた心。 見た目はとてもすばらしくても、実は欲の塊かもしれない。 とことんなまで善人であっても、ゆずれないものもある。 そして、それらの心が事件を起こしてしまった・・・。 悲しい結末のものもあれば、これでよかったんだと少し嬉しくなるような結末まで、それぞれ趣が異なってて楽しかったです。 2006.09.23 Saturday 01:05
『初恋よ、さよならのキスをしよう』 樋口 有介
初恋よ、さよならのキスをしよう 樋口 有介 刑事事件専門のフリーライターをしつつ、アルバイトで私立探偵もしている柚木草平、38歳。 別居中の妻と娘あり。 その娘と訪れたスキー場で高校時代の同級生・実可子と再会した。 ところがその1ヵ月後、実可子が何者かに殺害される。実可子は柚木と再会した後、娘に「自分になにかあったらこの人を頼れ」と言い残していた。実可子の娘と姪から、犯人を見つけて欲しいと依頼されて・・・ 柚木草平シリーズ第2弾です。 なんだか集めたくなっちゃうこのシリーズ。第3弾の文庫化は11月だそうです。・・・うう・・・遠い・・・。 今回は高校時代から実可子と仲の良かった4人の同級生が容疑者。 高校時代の思い出とともに、話を聞きに彼らの元を訪れる草平。 懐かしみながら、それでもその中の誰かが実可子を殺した・・・と言うことが根底にある。 このシリーズは草平の一人称で、あとがきにも書いてあるけど、語りが草平の視点から離れることはありません。 だから草平が地味にいろいろと動き回り、たまに違う仕事もして、娘にも会って、妻からの電話も受けて・・・と比較的地味〜な作品に入ると思う。でも、そこに漂う雰囲気が優しくて、もの悲しい・・・ついつい惹き込まれてしまいます。 特に今回は草平の両親の事にも触れてあるんだけど、過去の事だと言っていても、いつまでも切り捨てることが出来ず、縛られつづけているんだなぁ・・・と、草平がその事を淡々と語っていることが余計にじわり、ときました。 柚木草平シリーズは創元推理文庫でそろえたいので我慢するとして・・・この著者のほかの本も読んでみたいです。 ・・・・またお金が飛んでいく・・・。 |
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