お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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『死の泉』 皆川 博子
死の泉
死の泉
皆川 博子

1943年、第二次大戦下のドイツ。
マルガレーテはナチスによって設立されたレーベンスボルンに居た。

レーベンスボルンは、未婚のまま身ごもった女性たちに安心して子供を産ませるために作られた組織で、生まれてきた子供達は、金髪碧眼の生粋のアーリア人の見目の良い外観をしていればSSたちに養子として引き渡す、そんな役目も果たしていた。

マルガレーテは未婚のまま身ごもり、レーベンスボルンへやってきた。そこで出会った幼い少年達、フランツとエーリヒ。彼らはポーランドから強制的に連行されてきた。
やがて生まれてきた子供は金髪に碧眼。
エーリヒの美しい歌声に異常なまでに執着するドクター・ヴェッセルマン。

ベッセルマンはエーリヒを養子にしたいがために、マルガレーテに求婚する。そしてマルガレーテもまた、生まれたばかりの息子・ミヒャエルとそして自分を守ってくれる力を持っているヴェッセルマンの求婚を受け入れ・・・


声変わりする前の少年独特の声を保つために施された、カストール。
睾丸のなくなったカストラーテ。
幼いエーリヒの声に、妄執し歌のレッスンを強要し続けるヴェッセルマン。
少女のような外見に、少女のような声で歌う少年・・・
17歳なのに幼い、少年のような姿で、全く声変わりのしていないミヒャエル。
そして精神を病んだマルガレーテ。
わき腹を接合された双子。
繰り返される人体実験。


まだ読んでなかったの?って驚かれるくらい有名な作品ですが…今更のように読んでみました。
流れるような文章で、とても読みやすいです。
そして、もしかして嫌な予感が当たってしまうんじゃないか…と先を恐れてしまうような展開の見せ方。

モラルの線があやふやになり、異常ともいえる人体実験等を繰り返していたナチス政権の一端を垣間見せられる作品でもあります。

作品全体に漂う、妖しくも美しい世界が、私は好きです。
皆川博子さんの作品は短編集『たまご猫』を何年も前に読んだきりだったけど、これを機に他の長編にも手を出してみようと思います。
まずは『総統の子ら』かなぁ・・・?
| マメリ | 皆川博子 | comments(0) | trackbacks(0) |