お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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『妖怪アパートの幽雅な日常〈3〉』  香月 日輪
この世のものではないモノたちと、世にも稀な妖怪アパートで共同生活を始め、2年目をむかえた高校2年生の夕士。魔道士の修行をしつつも「普通」の高校生として過ごす平和な日常に、怪しい影が…。学校の怪談?講堂の小部屋にオバケが出るという噂が。確かめに行った夕士と田代、妖魔フールがそこで目にしたものは…。 <「BOOK」データベースより>


夕士の日常が大半で、オバケが出る、その正体は一体何なのか…と探り始めるまでが長かったので、ちょっと内容が薄かったかなーと思いました。
けど、夕士が少しづつ成長していくさまが感じられ、妖怪アパートでの和気藹々とした日常もとても楽しそうで、読んでいて楽しかったです。

長谷よりも田代のほうが登場回数は多かったけど、そこはさすがというかなんというか、長谷の方が存在感が強い。
長谷と夕士の友情が、まるでお兄ちゃんと弟のように見えてしまった(笑)長谷は意外と世話焼きですね〜。
とても微笑ましいし、楽しそう。

「プチ」の住人たちもみんな個性的で、次はどんなのが出てくるのかわくわくします。
はたして夕士は「プチ」を制御できるようになるのか…!今後が楽しみです。
| マメリ | 香月日輪 | comments(0) | trackbacks(0) |
『下町不思議町物語』 香月 日輪
香月 日輪
岩崎書店
¥ 945
(2007-07)
Amazonランキング: 39125位
香月さんの本だったことに買ってから気付いた…。
YA!フロンティアは挿絵も入ってるし、字も大きいし、内容もしっかりしてるんだけど読みやすくて…もしかしたら思ってたよりもっと子供向けの本だったのかな。


ガキ大将のようなクラスメイトからいじめられている直之が、放課後になると向かう師匠の家。
そこは昔ながらの下町の風景が残っており、幽霊やトトロが現れる不思議なところで…


元気いっぱいの直之が可愛い♪
いじめっ子の耕太は直之に嫉妬しているとはいえ…口にする言葉がどれもきつい。
よく子どもは残酷だというけど、この耕太もその通りかもしれない。大人になるととても口に出来ないようなことを平然と、相手を傷つけるために口にする。
ドラマでも漫画でもイジメとか扱ったものって、どうしても見ることが出来ません…。見てて辛い怖いとしか感じれない。楽しいと思えないものを見る気になれないので…。
ドラマや漫画に比べたら程度とか軽いんだろうし描写も柔らかいとおもうけど、やっぱり読んでいてとても辛かったです。

孫を可愛いと思えないお祖母ちゃんも登場します。
読んでいて、考えさせられる本。
子供向けの本って、伝えたいことがとてもストレートに書かれているので好きです。何を伝えたいの、とか考えなくていい(笑)

最後に。
耕太と仲直りする場面で、耕太が心からそう思ってではなく、その憎しみのカケラを取っちゃった事で耕太の中に憎しみがなくなった…というのはちょっと切ないなぁと思った…。
結局、素の耕太の心が消えちゃったようなそんな感じ…。

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| マメリ | 香月日輪 | comments(0) | trackbacks(0) |
『封印の娘 (大江戸妖怪かわら版 3)』 香月 日輪
香月 日輪
理論社
¥ 1,050
(2007-09)
Amazonランキング: 79390位
妖怪都市・大江戸に落ちてきた人間の少年、雀。仲間もでき、かわら版屋に職を得て雀はゆっくり大人になっていく…


大江戸妖怪かわら版シリーズです。
今回は日吉座座長「湯島の菊五郎」の娘が絡んだお話。
前半は大江戸の年末年始の活気溢れる風景が勢いよく綴られています。
雀は王子の千年榎の狐火を見に行ったり、百鬼夜行を見物したりと大忙し。短いお話なので、どうしても1つ1つの出来事の描写がみじかくなってしまうのが残念…。もっと読みたいなぁって気もする。まあ仕方ないか。

後半から雰囲気が変わり、菊五郎の封印された娘と仲良くなった雀の悩みや強引なお見合いによる騒動など。
元の世界での日々を思い出し、あの頃の自分を振り返る…。
他人に関心がなく、人が血を流していてもまったく気にならなかった。けれどこの大江戸で暮らすようになって、友人達や鬼火の旦那から愛情を受け生き生きとした少年らしさを取り戻した雀。
今回は元の世界でのことを思い出す場面も多かったので、しんみりとした切ない雰囲気が強かったように思います。
少しずつ成長し大人になっていく雀の今後が気になる。

JUGEMテーマ:読書


| マメリ | 香月日輪 | comments(0) | trackbacks(0) |
『妖怪アパートの幽雅な日常〈2〉』 香月 日輪
「なんなりとご命令を、ご主人様」
封印の解かれた魔道書から現れる22匹の妖魔たち。自らの秘めた力に気づいた夕士と親友・長谷。
――――――運命の幕あけ!
「明日から始めようね」
「は? なにを?」
「霊力アップのトレーニングよ。春休みの間は集中特訓ね!」<Amazon 出版社/著者からの内容紹介より>


香月さんの本は好きだし、この妖怪アパートシリーズも嫌いではないんだけど…
今回読んだ2巻は1巻と若干趣が異なるように感じました。

1巻では主人公、夕士の迷いや、辛い日々からどうにかして抜け出そうとする足掻き、そして友情と妖怪アパートの住人たちとの出会い…時にしんみり、あるときは楽しく!
読み終わった後、はやく2巻が読みたい!って思いました。

で、この2巻。
読んでいてとにかく「!」が気になって気になって…。
エクスクラメーションが多用されすぎで、気が散って仕方なかったです下向き
こんなこと思ったの、私だけかな…。
でもこれ、実際に使われてる量の3分の1でも充分なんじゃないでしょうか…。

内容はずっとハイテンション。みんな元気。
「!」の多様されてるのも、そんな理由から?
妖怪アパートの紹介と、親友・長谷の妖怪アパート訪問、そして夕士の魔道書との出会い。
魔道書との出会いはとても楽しかったし、本の中から出てきたフールたちとのやり取りも微笑ましく楽しかったです。

夕士の今後が気になるので、きっと3巻買ってしまうんだろうな。
| マメリ | 香月日輪 | comments(0) | trackbacks(0) |
『ワルガキ、幽霊にびびる!―地獄堂霊界通信』 香月 日輪
見たか、きいたか。上院小のイタズラ大王三人悪を。てつし、椎名、リョーチンの三人組。授業はさぼるわ、イタズラはしまくりだわ、町内じゃ、知らぬ者とてないワルガキトリオ。…だけど、ときどき正義の味方。こいつらが幽霊や妖怪どもとたたかうことになったから、もうたいへん。さ、はじまり、はじまり。<Amazon「BOOK」データベースより>


このシリーズ、いつもいく書店には並んでません…。
需要がないのか、それとも古いからか。
でも発行年を見ると初版は1994年だけど、2005年に13刷目がされてるんですよね…。
某書店の児童書コーナーの担当さんの好みじゃないのかな。

香月さんといえばこの地獄堂霊界通信が代表作。
通販で購入してびっくり。
表紙の絵が怖いですね〜(笑)
雰囲気ありまくりだし。これはちょっと手を出し難いかも?

読んでみると、この表紙ほど怖くありませんでした。
でもたまに…ビックリするほど残忍な部分もありましたけど…。

いたずら大好きな三人組だけど、いじめは嫌いだし、かつあげなんかも許せない。
三人悪なんて呼ばれてるけど、ちょっと良いとこもあるしクラスメイト達の人望もある。
そんな三人が出くわした、桜の下に死体が埋まってるかも事件や、クラスメイトが影に取り込まれてしまった事件、そして居丈高な妻に明るく朗らかな夫というご近所さん夫婦の行く末など…計3話。

地獄堂の爺さんから話を聞き、どうにかして助けたい!と奮い立ったため、なにやら不思議な力を授けられてしまった3人の物語の、始まり部分。
1巻ではその力を使う場面もほとんどなく、まだ意味のわからない不思議に振り回されぎみな3人だけど、彼らが今後どのように成長していくのかが、とても楽しみです。
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『妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉』  香月 日輪
夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた…。 <Amazon「BOOK」データベースより>


あまり説教くさくない、わくわくしながら気軽に読める本。
主人公の夕士は両親を事故でなくして、伯父さんの家にお世話になっていたんだけど、早く出たくて仕方がなかった。従姉妹は冷たいし、伯父さんたちだって重荷に思っているのがなんとなくわかる…という、精神的にとても辛い状況。
これでよく中学時代をすごしたな…すごいよ夕士、と設定だけでズドーンときますが…

そんな重い設定も何のその。
高校で入る予定だった寮が、突然の火事。寮が完成するまで自宅通学するのも嫌で、安ーいアパートを借りるんだけど、そのアパートには色々な秘密があったのです。
住人に、人間もいるけど・・・人間よりも○○や××のほうが多い?!
そんなアパート。

しかもその住人たちがそろいもそろって、個性的!
漫画でもありそうだな〜と思いました。
1巻なのでとにかくぎゅぎゅぎゅっと詰まってます。
登場人物たちの紹介♪みたいな所もあるかな。

両親がなくなって、気丈にやってきたけれど…このアパートで生活していくうちに自然と両親の事を思い出し、切なく寂しく、悲しさがこみ上げてきて涙を流す夕士…。
読んでいると、私もこのアパートで暮らしてみたい!って気になってきます。

ページ数、文字数が少ないので展開や人物関係にやっぱり急いた感はあるけど、とても楽しかったです☆
| マメリ | 香月日輪 | comments(0) | trackbacks(0) |
『異界から落ち来る者あり 上・下』 香月 日輪
異界から落ち来る者あり〈上〉―大江戸妖怪かわら版
異界から落ち来る者あり〈上〉―大江戸妖怪かわら版
香月 日輪


大江戸に事件が起きると我こそは!と駆けつける者あり。
「取材だよ!」と叫んで事件の中に飛び込む、それはかわら版屋の雀。

ある日、雀の連れの桜丸が小さな女の子を連れてやってきた。
名前は小枝(さえ)。種族、人間。

そう、この大江戸に住むのは妖怪達ばかり。

生きたまんま異界から落っこちてきた小枝の世話を任された雀だけど、元いた世界に帰ろうと思えば帰れるのに、小枝は「父様も母様も嫌いだ」と帰りたがらない。それどころか、このまま大江戸に住み着きたいとまで言い出した。
小枝がやりたい事をやらせてやんな、という鬼火の旦那の言葉をうけて、お小遣いもたんまり貰ってあっちゃこっちゃと大江戸を観光する雀たちだけど・・・。

さてはて。小枝はどうなってしまうのやら。


下巻では、雀の過去の事から始まり始まり。
実は雀も異界から落っこちてきた人間。しかし彼はそのまま大江戸に住み着いちまった。
なんで雀は元の世界に帰らなかったのか。
雀をこの大江戸に引き止めたのは何か。

雀の心の傷と再生、そしてそれを支える妖怪達の人情。


香月日輪さんは児童文学を書かれている方なので、この本も児童文学の雰囲気が濃厚です。上下巻だけど、ページ数も少なくて字も大きい。そして漢字には振り仮名が振ってあります。

ただ楽しく読むだけじゃなくて、親の厳しい躾の根底にあるものはなんなのか。そして闇に落ちていくよりも、人として楽しく笑いながら生きていくことの楽しさを見つけて、夢を持って立ち上がる登場人物たちを描いているところが児童文学っぽいなぁと思いました。

でもまあ、それは置いといて。
こういう雰囲気のお話って大好きなんですよね〜。
まず妖怪って言葉に魅かれてこの本を買ったんですけど、

「案じなさんなぁ、湯屋の煙だぁ」
「お頼みあげ豆腐」
「ヤレありがた山の寒紅梅だ」

こんな言い回しが好き。
古典文学でも、今昔物語集で例えるなら最初のカチカチした政治話より、後半部分に納められてる砕けた雰囲気の平民達の話のほうが好き。
そして黄表紙好き。

物足りない!って思う人もいるだろうけど、私にはぴったりの本でした。

町人が一番元気だった時代が江戸でしたっけ?
元気いっぱいなのが、ばしばし伝わってきました。この本の場合、町人は妖怪なんですけどね(笑)

表紙の絵も可愛いですよラブ
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