お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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『少女七竈と七人の可愛そうな大人』 桜庭 一樹
桜庭 一樹
角川書店
¥ 1,470
(2006-07)
Amazonおすすめ度:
少し古風な、そしてとても独特で淫靡な感じのする文章で語られた世界。

少女、川村七竈は大変遺憾ながら、美しく生まれてしまった。
七竈は鉄道を愛し、同じく異形の美しさを持つ雪風とともに、お小遣いが入る模型屋へと向かう。
七竈の母がいんらんだったせいで、彼女は美しく生まれてしまった。


しずくの落ちる、ぽたたたた、という音の表現や、
がたたん、と、雪風がつぶやく。
ごととん、と、わたしはこたえる。

という、短くて突き放した感のある文章など、好きだなと思いました。

七竈や雪風はどこか作り物めいていて、すると町自体も作り物めいて見えてきた。
紙芝居をみてるみたいでした。

色のない景色の中に突如出てくる、七竈の赤。そして雪風のマフラーの赤が、とても印象的。



お腹が痛くて、パソコンに向かってるのがつーらーいー・・・。
ということで、今日はもう布団の中で丸まっときます下向き下向き
| マメリ | 桜庭一樹 | comments(2) | trackbacks(1) |
『赤朽葉家の伝説』 桜庭 一樹
赤朽葉家の伝説
赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹


鳥取の旧家、赤朽葉本家に生きた祖母と母と私の物語。

山の民だった万葉は三歳になるかならないかの時に、紅緑村に置いていかれた。
紅緑村の人々とは顔立ちや体格も違ったけれど、多田の若夫婦に引き取られ人並みに育てられた万葉は、時たま未来を視た。
それは銃の暴発で死ぬ保安隊員であったり、枯葉色の服を着て空に浮いている男だったり・・・。
1963年、万葉二十歳の頃。万葉は製鉄業で栄えた赤朽葉本家から嫁として望まれ嫁いだ。

万葉の娘、毛鞠は1966年丙午の年に生まれた。
赤ん坊の頃から暴れん坊で、中学生になった頃はすでに不良を仕切り、暴走族の頭をはり中国地方制覇を狙うまでの不良になったいた。しかし親友でありマスコットガールでもあったチョーコが、高校進学を機に引退し堅気に戻り外交官を目指す傍らで罪を犯し…
ショックから毛鞠は暴走族卒業後、何を思ってか漫画家を目指し始めた。

そんな毛鞠から生まれた瞳子。平凡で語るべき新しい物語も持たない。仕事もしていない。
これから先の事に不安を抱きつつ日々を過ごしていたけれど、万葉から恐ろしい打ち明け話をされてしまい・・・



お話は、祖母の万葉から聞かされた話を瞳子が語るという形式で進んでいきます。
戦後を生きた万葉の青春とそして赤朽葉家に嫁いでからの出来事や、万葉の先見によって乗り越えた赤朽葉製鉄の危機。

戦後、どのようにして地方の小さな町が盛り上がり成長していったのか、また時代は人々の精神をどう変化させてきたのかが、赤朽葉本家の女性達の生涯と絡められながら濃密に描かれています。

運命に諾々と従い、己の感情を余り表に出さず、千里眼奥様として赤朽葉家を取り仕切ってきた万葉。

己が思いままに恋をし、野望を持ち、親友を想い、やると決めたことを実行に移し行き急いだ毛鞠。

そして今を生きる若者の瞳子。

同じ女性だけど、生きる時代が違うとこうまで人生も変わってくるのか…と驚きました。

静かに語られる、すこし不思議で、そして時折はっとさせられるような濃い生の匂いが漂うお話。
| マメリ | 桜庭一樹 | comments(10) | trackbacks(9) |