お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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手持ちの本の中で一番活用してるお菓子本。綺麗な写真ばかりで、見てるだけで幸せになれます☆英語ですが、難しい言い回しもないので英語初心者でも問題ないです♪
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『インディゴの夜 ホワイトクロウ』 加藤 実秋
スタイリッシュで、個性的なホストが集うclub indigoはオープン三年目を迎え、リニューアルを決定。ある伝手で有名インテリアデザイナーに内装を依頼した。改装工事の間、店は仮店舗で営業することになる。そんなバタバタの中、ホスト達はそれぞれトラブルに見舞われて…。ジョン太、アレックス、犬マンがプライベートで巻き込まれた事件の顛末に加え、indigoリニューアルに絡む騒動まで勃発。ますます快調なシリーズ第三弾。ホスト探偵団は、今日も夜の街を駆け抜ける。<Amazon「BOOK」データベースより>


待ってましたの第3弾。
今回はホストの日常とホストが巻き込まれた騒動が中心となっています。
なので晶さんたちは影が薄かった…。晶さん好きの私にはちょっと悲しい…。

ジョン太の恋、アレックスの選手生命がかかった取引、犬マンのなんとなく巻き込まれてしまった騒動…など。

アレックスのお話は途中まで楽しかったんだけど、中途半端に参加して、結局ちょっとイラっとさせただけで終わってしまったような…なんだか登場する意味のわからない人物がいたりして、いまひとつ入り込めませんでした。
けど、ホストの顔意外は謎だったインディゴメンバーのホスト以外の顔も垣間見れ、楽しかったです。

そして最終話は晶さんが出張っていたんだけど、やっぱり晶さんが絡んだほうがキレもテンポもいいし、楽しい。
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(1) |
『マラリア』 桂 美人
桂 美人
角川グループパブリッシング
¥ 1,680
(2008-07-01)
永平寺の門を叩いた青い眼の雲水・唯慧。彼はかつて、<マラリア>と怖れられた凄腕のスナイパーだった。彼はなぜ日本に来たのか。そこには逃れられぬ業とヴァチカンの禁忌が…。気鋭の女性作家によるエンタメ巨編! <Amazon 内容紹介より>


サン・ピエトロ広場で起きた射殺事件。
被害者が右目を撃ち抜かれていたことから、右目ばかりを的にする狙撃手のアンジェロの名前が浮上する。
同じ頃、永平寺で唯慧は修行をしながら、自らの過去を見つめていた。
そして東京地検特捜部検事の神坂将史は父の通っていた法聴寺を訪れる・・・。

イタリアと日本、さらには過去と現在を行ったりきたりの展開で、途中その行ったり来たりが頻繁すぎてちょっと混乱しかけましたが、最後まで面白く読みました。
意外な人物関係や、まどろっこしいまでの含みを持たせた出会い。
複雑にもつれた人物関係と過去が、最後にするするとほどけていく様は読んでいて面白かったです。

唯慧が2年間修行をした永平寺での景色は、そっけなささえ感じる文章なのに、美しさにはっとさせられました。どこまでも澄んだ静謐に満ちた空気。
唯慧の目から見た外の美しい景色と、唯慧の抱える内の激しく、暗い色に満ちた景色の落差がなんとも印象的でした。

法聴寺は要所要所で登場するし、重要な場所なのかなと思わせといて、じつはなんも関係がなかったことに拍子抜けしました(^_^;)
あとジオのことが曖昧だった気がする…。彼に関してはそれで終わり?と思ってしまいました。

そうそう、このお話。
男性の主要人物がえらい美形ばかりです。
万国共通で、男すら美しさに驚嘆してしまうほどの美貌。
一体どんなお顔なのか。気になります。
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『インディゴの夜 チョコレートビースト』 加藤 実秋
深く蒼い夜の似合う街・渋谷。近頃女の子たちの話題を集めているのは、一風変わったホストクラブ“club indigo”。スタイリッシュで魅力的なホストが揃うこの店には、今日も厄介な事件が持ち込まれる―。連続ホスト襲撃事件、失踪した編集者、飲食店強盗、ホストコンテストを巡る陰謀…ストリートで起こるさまざまな事件に、indigoのホスト探偵団が挑む!『インディゴの夜』でおなじみの個性豊かなホストたちが、夜の街を軽やかに駆けめぐる新世代探偵小説。<Amazon「BOOK」データベースより>


楽しかったです♪
club indigoのメンバーはみんな明るくて楽しくて良いですね〜。
読んでてとても楽しい。

このシリーズはとにかくキャラがいい。
出てくる人がみんな個性的。けど作りすぎた感もなく、本当に存在しそうなリアリティがあります。
中でも一番気になるのが憂夜さん。
前巻で謎のまま終わっちゃったので、今度は憂夜さんの謎にせまる話とかあるかな?と期待してみたけど、憂夜さんは相変わらず謎のまま…。
礼儀正しくて心配性で気配りが出来て、しかも強い。格好は正統派のバリバリホスト。でもいろんな情報源を持ってるみたいだし…。もしや塩谷さんの息子?!とか考えたりもしたけどそれにしては若いし…。じゃあ甥っ子とか…と妄想が膨らむばかりです。
今年の夏に続編が出る予定だそうで、非常に楽しみ☆

話は変わって、×話目で私と同姓の人物が登場しました…。
これがニューフェイスのホストだとか、他県でNo.1のホストだったりしたら嬉しいのに…なぜか悪役…。根っからの悪人ではなかったので良かったけど、晶たちに××!と名前を呼ばれるたびにドキドキしてしまいました。
結局逮捕されちゃったしね…。
あまり耳にしない名前だと思うんですが、何もこんなところで出てこなくても(^_^;)
これが本作で一番印象的な出来事でした(笑)

ミステリ色は薄いですが、晶さんのつっこみや個性豊かなホストたちに笑わされながらテンポ良く読める本。
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| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『インディゴの夜』 加藤 実秋
「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」―すべては女性ライター・高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした何気ない一言から始まった。謎めいた美形の敏腕マネージャー・憂夜の助力を得て、二人は一風変わったホストクラブ“club indigo”を渋谷の片隅に開いたが、順調な経営とはうらはらに常連の客が殺され、店のナンバーワンに疑いがかかる。晶は個性豊かなホストの面々とともににわか探偵団を結成、真犯人捜しに奔走する!第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場。<Amazon内容「BOOK」データベースより>


楽しかったです♪
キャラがいい。ノリもいい。
文章もサラサラ〜と読めるし、疾走感もあって一気読みさせられました。
軽く読めちゃうんだけど、読んでおしまい、じゃなくて続きが気になる。続編が出てるなら読みたい!って思わせる作品でした。
私は好き♪
そんでもって続編が出てるみたいなので、買いに行こうと思います(笑)

フリーライター晶の副業は、ホスト倶楽部のオーナー。
晶が表の仕事で引き受けてるライターの仕事。作者の加藤さんは、この企画書を考えるのをかなり楽しんでるんじゃないでしょうか…。
毎回毎回、晶のもとに持ってこられるライターの仕事の企画書が笑えるんだけど(笑)

池袋ウエストゲートパークに似てるかな?と思うようなとこもあるけど、IWGPよりも軽く読めちゃう本。
事件の結末なんかも、あまりややこしくなくて、とてもストレートです。
club indigoのホストメンバーも個性豊かで色物が多い気がするけど、楽しい。
どのキャラも個性的で、次は誰にスポットが当るのかと話が始まる前にドキドキしてしまいました。
最後まで明かされなかった憂夜さんの謎の部分がとっても気になる。いつかは明かされるんでしょうか…。
こうゆう謎があるから余計、続編を読みたくなる。
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| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(1) |
『ガラスの麒麟』 加納 朋子
加納 朋子
講談社
¥ 620
(2000-06)
Amazonランキング: 100202位
「あたし殺されたの。もっと生きていたかったのに」。通り魔に襲われた十七歳の女子高生安藤麻衣子。美しく、聡明で、幸せそうに見えた彼女の内面に隠されていた心の闇から紡ぎ出される六つの物語。少女たちの危ういまでに繊細な心のふるえを温かな視線で描く、感動の連作ミステリ。日本推理作家協会賞受賞作。<Amazon「BOOK」データベースより>


久しぶりに読んだ加納さん。
どれくらい久しぶりかって言うと、このブログにカテゴリがないくらい久しぶり。数年前までは新刊出るたびに買ってたのに…。
でも久しぶりに読んで、やっぱり好きだなぁと思いました。
少女達の感性が痛いときもあるけど、加納さんのつくる世界の空気がとても柔らかいので気を張らずに読める。

全6話の連作短編集。
柔らかい作風とはいえ、麻衣子の死が根底にあるのでどれも読んでいてすこし悲しく、ドキッとさせられるお話ばかりでした。
麻衣子が出した手紙をよんで切なくなる時もあれば、麻衣子が無邪気な好奇心から探偵を遣って調べたりしちゃったことに胸が痛くなったり…。
キラキラと繊細にかがやく学生時代をすごす少女たちの姿がちょっと眩しかった。
わたしの学生時代はこんな繊細じゃなかった…。けどその感性が羨ましくもありました。
JUGEMテーマ:読書


| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世』 神坂 次郎
神坂 次郎
中央公論社
¥ 693
(1984-09)
Amazonランキング: 142471位
無類の記録マニア朝日文左衛門の27年におよぶ日記「鸚鵡篭中記」は、元禄に生きた好奇心旺盛なサラリーマン武士が,泰平の世の武士や庶民の生活を的確に、倦むことなく綴った記録である。この時代の人と生活、文化に精通した著者によって、はじめて明らかにされた、話題沸騰の超ベストセラー。<Amazon「BOOK」データベースより>

商品画像がございませんね…。
まあ、中公新書なので緑一色な表紙なのですが…それでもないと味気ないものですね。

さてこの本は、元禄時代に生きた御畳奉行の朝日文左衛門の日記を読み解きながら、そこから泰平の世の人々の生活を窺い見ていく、といった本。
文左衛門と言う人が驚くほど筆まめで、ちまちまちまちまと日記を書き溜めていってたのですね。
例えばその日食べたごはんだったり、はたまた女遊びだったり、ご禁制の魚釣りだったり…。

隠れて芝居を観に行ったけれど親にばれて怒られちゃったり、酒を飲んで二日酔いで苦しんで、もう酒は控えようなんて日記に書いた次の日にはまた浴びるほどお酒を飲んでいたり。

人間味溢れる門左衛門の27年間に及ぶ日記。
神坂さんの解説も読みやすく、楽しかったです☆
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『幻詩狩り』 川又 千秋
1943年、シュルレアリスムの巨星アンドレ・ブルトンは、名もない若き詩人、フー・メイの書き上げた『異界』という詩に衝撃を受けた。
すぐさま知人を呼び詩を見せるが反応は芳しくなく…しかし次の作品『鏡』を読んだ時、ブルトンだけでなくデュシャンまでもが驚愕した。言葉で鏡を表すことに成功したフー・メイ。彼はいったいなんなのだ…。そしてフー・メイは「時」を文字で書き表すすべを見つけ、『時の黄金』という詩を書き始めたが・・・
時を経て、昭和末期に日本でその詩が翻訳されることになった。しかしその詩にかかわった人間が、ひとり、またひとりと不可解な死、失踪を遂げ始め・・・



SFって意外に許容範囲が広い。
この本、創元SF文庫から出てます。
音楽SFとかあるなかで、これは言語SFだそうで…。

初読みの川又千秋さん。
面白かったです♪

フー・メイの書いた詩を読むとなにかが起こる。
書いたフー・メイ自身もその例外ではなく…フランス語がわからない知人の手によって詩が複写され方々に郵送され始めた時は、やばい・・・!と読んでる私も本当にドキドキしました。

それがめぐりめぐって日本にやって来て…榊原という男性の手元にやってくる。
そこでまた『時の黄金』は表に現れ、人々を異界に導くのです。
榊原は中心にいながらなかなか詩に目を通さないので、そのじりじりした焦らしプレイもなかなかいい。(え?)

言語SFって言葉だけを見るとなにやら難しそう、ややこしそうなイメージだけど、するする読めました。
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(2) | trackbacks(0) |
『川の名前』 川端 裕人
菊野脩、亀丸拓哉、河邑浩童の、小学五年生三人は、自分たちが住む地域を流れる川を、夏休みの自由研究の課題に選んだ。そこにはそれまでの三人にとって思いもよらなかった数々の驚くべき発見が隠されていたのである。ここに、少年たちの川をめぐる冒険が始まった。夏休みの少年たちの行動をとおして、川という身近な自然のすばらしさ、そして人間とのかかわりの大切さを生き生きと描いた感動の傑作長篇。<Amazon「BOOK」データベースより>


ちょっと地味な表紙に、まるで事典のような、ぱっと見で人をひきつける要素とかなさそうな題名。
内容も派手さは少ないんだけど、良かったです。楽しかった。

小学生の時の夏休みって、空がすごく青かった気がする。扇風機が回ってひまわりが咲いて、蝉が鳴いて…素麺食べたりかき氷食べたり。夏!!っていう色が濃かった。
そんなこと、すっかり忘れがちになってしまった今…毎日が楽しそうな脩たちの夏休みが羨ましくも思えたりしました。

ドキドキワクワクしながら過ごす、脩たちの夏休み。
脩たちはある動物を見つけ、その観察日記をつけ始めるんだけど・・・。


読み終わってみると、題名がちょっと輝いて見えました(笑)


高校野球で有名になったハンカチ王子。
いまだにテレビで騒がれてるし、ひいてしまうくらい熱狂的ファンなおばさんたちもいますよね…。
私はあーいうのが好きになれないので、なるべく見ないようにしてるんだけど…この本を読んでると、ハンカチくんとかタマちゃんとかそんなのを思い出してしまいました。

この本は、夏に読むのがオススメです!
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『檸檬』 梶井 基次郎


檸檬


みなさまご存知、梶井基次郎の『檸檬』。
実は「檸檬」以外の作品を読んだのは、今回が初めてでした。唯一既読の「檸檬」も学生時代に教科書にのっていたから読んだ、という程度…。

なんとなく読んでみたくなった梶井基次郎の本ですが、予想以上に楽しかったです。

新潮文庫は20編が収録されてるんですが、やっぱり一番好きなのは「檸檬」でした。
とても短い話なのに、読み終わったあとにスーッと胸がスッキリする爽快感がたまんない!
積み上げた本の上に檸檬を据えた次の瞬間、檸檬の色彩がぶわっと溢れてくる気がする。
そしてそのまま立ち去る”私”。読んでる私も変にくすぐったい気持ちになりました。

梶井基次郎の作品は、読んでると描写されてる情景が自然と脳裏に浮かんでくる。けど、1920年台の町並みとか知らないので、こんなのかな…?っていう想像ばかり。それがもどかしい…!
本屋さんの中ってこんな感じなのかな。本棚ってどんなのなんだろ。
果物屋さんって、どんな風に商品並んでるのかな。店主はどんな服してるんだろう。
町行く人はどんなのなんだろう・・・。
読みながら、頭の中でぐるぐるぐるぐる…。
それも楽しかったです♪

桜の木の下に死体が埋まってる…という文句は有名だけど、これを最初に書いたのが梶井基次郎の「桜の樹の下には」という作品。
梶井基次郎が書いたってことは知ってたけど、作品を読んだのは初めてでした。
これまた…なんというか、変にリアリティがあるというか、妙な説得力があるというか…読んでてちょっと怖くなりました。で、じっくりと桜を眺めてみたくなる…。

そして「愛撫」という作品はものすっごい強烈な印象を残しました。
黒板に爪を立ててキィィってやると、ぞわわわわーっっ!!って鳥肌がたつような、そんなお話。
というのも、猫の耳を「切符切り」でパチンとやってみたい、ということから始まって、猫の爪をぜーんぶとっちゃうとか、しまいには猫の○○で…。
読んでるあいだずーっと、ぞわわわわ…っと鳥肌がたったまま消えませんでした…。こんな話もすごいと思う。とても短いので、ぜひとも本屋さんとかで立ち読みでもして読んで欲しいかも。

このほかにも、いろいろなお話が全部で20篇。

「城のある町にて」という作品も、静かな語り口と、静かな情景がとても綺麗で好き。なぜだか涼しい夏の日に読んでるような気分になってしまったお話です(笑)
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『タイムスリップ森鴎外』 鯨 統一郎
鯨 統一郎
講談社
¥ 730
(2005-07)
Amazonおすすめ度:
何者かに命を狙われている。
まだ死にたくない!そう思い逃げ出した森鴎外は、団子坂から道玄坂へ向かったところで何者かに崖から突き落とされてしまう。
顔面に衝撃を感じ意識を失った鴎外が目を覚ますと、そこは80年後の渋谷だった・・・?!


というわけで、文豪森鴎外がタイムスリップしちゃうお話です。
森鴎外というと、私は『高瀬舟』が大好き!!
めっちゃ好きです。

この本には、芥川龍之介とか、梶井基次郎とか宮沢賢治とか太宰治とか…沢山の文豪の名前が登場するけど、ほとんどが高校の授業で1つか2つ作品を読んだことあるかな〜って程度。太宰治なんて、走れメロスしか出てこないしあまり興味もない…。
そんな私が珍しく沢山読んでるのが、森鴎外。

さて森鴎外が現代にやってきて、若者にフクロにされているところに颯爽と現れ、助けてくれた「うらら」。
鴎外はうららの親が持ってるアパートの一室に住み、80年前に戻る方法を探し始めます。

鴎外が現代にやってきたらいったいどうなるのか。
地下鉄を見て驚き、テレビを見て驚き…当たり前の事だけど、驚きに満ちた世界。
あまりにも順応に適応しすぎでは・・・ってか、理解早すぎじゃない?と思いつつも、いやいや鴎外ならありうるかも…なんて思わせる。
面白いな〜と思いました。
会話文が多くて、すごく読みやすかったです。

これ読んで思い出した梶井基次郎。これまた高校の授業の時に『檸檬』を読んだきりなんだけど、けっこー好きだったんですよね〜。気になるので他の作品も読んでみたいなと思いました♪
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(4) | trackbacks(0) |
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