お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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手持ちの本の中で一番活用してるお菓子本。綺麗な写真ばかりで、見てるだけで幸せになれます☆英語ですが、難しい言い回しもないので英語初心者でも問題ないです♪
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『カフェ・コッペリア』 菅 浩江
人間とAIの混合スタッフが、おいしい珈琲とともに恋愛相談に乗ってくれるカフェ・コッペリア。客のひとりが恋してしまったのは果たしてAIだったのか?―理想の恋に惑う若者たちを描いた表題作、アロマペットを手に入れたOLのせつない日常「リラランラビラン」、最先端美容室のヘアケア技術が招いた意外な顛末「エクステ効果」ほか、すこし未来のささやかで切実な人間模様をつづる七篇。『永遠の森 博物館惑星』『五人姉妹』につづく最新作品集。 <Amazon「BOOK」データベースより>

菅さんの作品はいつも、これもSF?と思ってしまうほどとても優しい空気が流れていて、安心して読めるので大好きです。

7篇の短編の中で、カフェ・コッペリア、リラランラビラン、エクステ効果の3話が好き。
恋した相手がもしかしたらAIかもしれない。人工物のAIがなぜ自我を持ち自ら意見を語り始めたりする…それは真実AIなのか、それとも人間なのか?
戸惑うカナタ。
そして大切にしている癒しのペットを狙われ、そこにはお金の問題も絡んでいて逃げ惑う優梨亜。
ビューティー・サロンに頻繁に来すぎる顧客に疑問を持ちなやむ加世。

宇宙ステーションが出てきたり、ドンパチやったり、難しい言葉がたくさん出てきたりってだけがSFではない。
わたし達がいま居る世界とあまり変わりがない、けどほんのちょっと便利になっていろいろなことが出来るようになってる世界のお話。

登場人物も穏やかな人が多く、読んでいてとても気持ちが良かったです。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『サマー/タイム/トラベラー (1)』 新城 カズマ

あの奇妙な夏、未来に見放されたぼくらの町・辺里で、幼馴染みの悠有は初めて時空を跳んだ―たった3秒だけ未来へ。「お山」のお嬢様学校に幽閉された響子の号令一下、コージンと涼とぼく、そして悠有の高校生5人組は、「時空間跳躍少女開発プロジェクト」を開始した。無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験に夢中になったあの夏―けれど、それが悠有と過ごす最後の夏になろうとは、ぼくには知るよしもなかった。<Amazon 「BOOK」データベースより>


平台に置かれていたものを買ったので、これが続きものだとは知らなかった…。
半分くらい読んだところで、あまりに進展がないので、これはちゃんと終わるのか?!と思って最終ページを見てみると「第2巻へ続く」なんて文字を発見してしまい激しくショックを受けてしまいました…。
デザイン上に文句をつけても仕方がないけど、帯がつくと「1」という数字が見つけ難い…。

まあそんな事は置いといて、中身。
高校生の卓人達は、夏休みを利用して幼馴染の悠有が時間と空間を跳んでしまったことについての研究を始める。
意識的に跳べるのか、どのような条件下で跳べるのか、そしてどれだけ跳べるのか。
研究を進めていくうちに、卓人の胸のうちにはもやもやした違和感のようなものが付きまとうようになり・・・。
そしてなぜか、自治内での連続放火事件の犯人と思われる人物から悠有に、脅迫とも取れる手紙が届くようになる。
不気味な文章のその手紙が意味するものは…。

とても読みやすいし、淡々としてるけど以外に盛り上がりもあり、楽しく読めるんですが…すべての謎が後に後に回され、けっきょく1巻では何も明らかにされていない状態です。

『ああ、なんて呑気な時間だったんだろう、あれは。』
とか
『なぜあんなことになってしまったんだろう』
といった思わせぶりな文章がいたるところに出てくるんですが、肝心の「あんなこと」が1巻じゃ明らかにならないのです。
ちょっと引っ張りすぎな気が…。
続きは気になるけど、あらすじさえ読めば良いような気にもさせられてしまう…。

面白いんだけどなぁ…。なんとも微妙な気持ちにさせられます…。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『無人島に生きる十六人』 須川 邦彦
須川 邦彦
新潮社
¥ 420
(2003-06)
Amazonランキング: 58931位
大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。 <Amazon「BOOK」データベースより>


海のど真ん中で船が難破。龍睡丸の乗組員は伝馬船でなんとか島にたどり着いた。しかしそこは草はあるが木もなにもない小さな無人島だった。
そんな無人島で救助を待つ十六人の日本人のお話。

とても楽しかったです。
無人島に漂着して救助のあてもないのに、みんな前向きで悲観的にならないところが読んでいて気持ちよかった。
なんというか…もう駄目だ、とかここでみんな死ぬんだ…とかそう思ってもおかしくない。彼らだってきっと心の中でそんなことを考えたこともあったと思う。けど、みんなそれを表に出さず、元気に島で生き延びるために知恵を尽くし助け合い、楽しく生きていく。
読んでいて暗い気持ちになることもなく、彼らの発見や友情、信頼関係にドキドキワクワクでした。

塩辛い飲み水に食べなれない食事のせいで、みんな腹が痛くなった時の治療法には笑いました。たくましい(笑)

JUGEMテーマ:読書



| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『アサッテの人』 諏訪 哲史
諏訪 哲史
講談社
¥ 1,575
(2007-07-21)
第137回芥川賞受賞作。

私は直木賞とか芥川賞にあまり興味がないので…「受賞作!」とかって大々的に書店に並んでても、素通りしちゃう人間です。題名や表紙なんかが興味をひかなければ、まず買いません。

芥川賞なんて、私にとってはちょっとマイナスなイメージがあって…受賞作なんて書いてあったら買うの止めようかな…と悩んでしまうことも。どこが良いのかまったくわかんない作品や、訳わかんない作品とかあるし…。
その点、直木賞はわかりやすくエンターテイメント性に飛んだ作品も多々あって、素直に楽しめるので、賞に興味はないけど、作品は好きです。

とまあそんな芥川賞なんですが、この『アサッテの人』はその芥川賞受賞作。
でもこれは迷わずレジに持っていきました。
表紙と題名がいい!
こんな表紙見たら、読んでみたくなりません?
私、こういうの好きです。
私のつぼにはまりまくりです。

パラパラと中を見てみると…「ポンパ」や「チリパッハ」「どちりなきりしたん」などなど、不思議な言葉が沢山見受けられ…即購入決定。

お話は、予想を裏切らない内容。想像通りともいえるかも。
とても独特なので万人受けするかはわかりませんが、私はかなり好き!


旅に出るといったきり行方のわからなくなった叔父の住んでいた団地の部屋。
団地の取り壊しが決まったため、私は叔父の部屋の整理に向かう。
そこには叔父の日記が残されており、私は日記を交えながら『アサッテの人』の原稿を書き始める・・・


一方的な語りで話は進んでいくのですが、この方の文章は一見読みにくそうなのに、不思議と読みやすく…するすると読んでしまいました。
「ポンパ」などは発音の仕方も書いてあるので、ついつい口に出して発音してしまいます(^_^;)
叔父の口癖、妻を亡くした叔父の、少しづつ普通から逸脱していってしまったかのような様子など…
物悲しさと、不思議な余韻を残す作品でした。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(2) | trackbacks(1) |
『バラ色の怪物』 笹生 陽子
笹生 陽子
講談社
¥ 1,365
(2004-07-16)
久々〜?な児童文学。

遠藤トモユキ、中学二年生。
感情があまり表情に出ない、背の高い男の子。
同級生の吉川ミチルは髪は染めるし服は規定外だし、始業式の最中に屋上にのぼってビラをまいたり…学校きっての問題児。

眼鏡を壊してしまったトモユキは眼鏡を新調することを目的に、幼馴染にすすめられたアルバイトを始めた。
1つ年上の三上さんは、トレーディングカードをネットオークションで売買してお金を稼ぐ会社を立ち上げた。そんな三上さんのボディーガードがトモユキのアルバイト。

おいおい、中学三年生が起業かよ?とちょっと空恐ろしくなりながら読みました…。もちろんちゃんとした企業ではなくて、ネットオークションで売買をして差額を儲ける、というだけのもの。それにしてはかなりのお金が入ってきているみたいだし…。
いったい何をしているのか…ちょっと怪しく思いながらも、トモユキは怪しいとか思ってないから日々は何事もなく過ぎていくし…。裏で何をしているのかつかめなくてやきもきしました。

三上さんは空恐ろしい中学三年生…。
こんなこと語る中3って……。
たかが中学生の起業って侮れない。旨く回転してる。
けど、うまく回転してるように見せてじつはゆがんだ部分もあって…。

ほんとにこんな事があるかもしれない。どこかで起こっているかもしれないってリアリティさ。
そして、ふいに暴力的になってしまう瞬間の境地…。

学校では先生に薦められるまま温室の世話を引き受けたトモユキ。くつろぎの場を求めて彷徨っていた吉川ミチルが温室に入り浸るようになったことから、いろいろと話をするようになる。

ミチルは一年の中ごろまで、どこにでもいる普通の女の子だったのに、夏休み明けから突如問題児になった。
ミチルの写真には、明るいひまわりや水遊びをする子ども達を撮った表の写真と、腐ったバナナや曇天の天など…裏とおもえる写真があって…。

ミチルが何を思ってこんな行動をとり始めたのか、ミチルの周りを見る視点も鋭くて、まっすぐで時折はっとさせられました。
まっすぐに進もうとしている姿が、眩しい〜。

トモユキはこれからも、悩みながらもきっと、まっすぐな道を見つけていく…見つけていって欲しい。

それにしても中学生か〜。
わたしにもそんな時代があったんだよなぁ…。
十代前半……若すぎる!(^_^;)
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『浅草色つき不良少年団』 祐光 正
戦前の浅草には、色の名前をつけた不良少年団が三つあったという。
美少女を頭目に置いた『浅草紅色団』、強請りやたかりはもちろん、強盗まがいの事もしていた『浅草黒色団』、それと紅色団や黒色団に比べると規模は小さいが、仲間内でしっかりとまとまっていた『浅草黄色団』。

漫画家をしていた”私”は、仕事で戦前の浅草の事を調べることになり、当時『浅草黄色団』を率いていた似顔絵ジョージこと、神名火譲二氏を訪ねた。
そこで神名火譲二氏から聞いたのは、瓶の中に美少女が入っていたとか、密室だったはずなのに気がつくと死体が1つ増えていたとか、似顔絵ジョージが見てきた戦前の浅草で起こった話の数々だった・・・。



オール読物推理小説新人賞受賞作。
独特のテンポで、神名火譲二老人の昔語り調で進むお話です。
小野不由実さんの『東京異聞』や物集高音さんの『冥都七事件』シリーズが好きな人には、面白いんじゃないかな。
私は好き♪

不良少年団は、震災などで親をなくした孤児達の集まり。当時紅色団の頭目をしていたのは百合子と呼ばれる大層な美人で、まあ黄色団と仲は悪くなかった。何かの大事には協力し合うことだってあった。
似顔絵ジョージが困った事態に出くわした時、するりと出てきてなにげなく謎解きしていく百合子。
ぽんぽんと勢いのある物言いや、風のように浅草を駆け回る少年達。
躍動感があって、一緒になってドキドキワクワクと楽しかったです。
それに、ちょっと不思議な、煙に巻くような独特の雰囲気が私は好き♪
バックミュージックは三味線かな。べべん、べべん♪って感じのお話。

謎解きは、難しくて頭こんがらがったりすることもなく、なんとなく先が見えるものも。けどそこに絡んでくる人情だったりそれぞれの事情だったり…不良少年団といわれてるけど、黄色団は騙されやすいというか、人が良いというか…、踊らされて浅草を駆け回ったりしている情景の描写なんかがどこか温かみがあって、良かった〜。

いろんな少年が登場するけど、半日もたてば忘れてしまうような地味な顔をしていて、存在感がないという”さくらの慶治”が私は好き♪どこまで存在感がないんだよ!と思わず突っ込みたくなるくらい存在感のない慶治には笑えるし、この子とジョージのやり取りも楽しい。あと、慶治が最後に呟いた一言が良かった。笑った(笑)

私もジョージ兄ぃと一緒に、浅草を駆け回りたいー!
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(2) | trackbacks(1) |
『100万分の1の恋人』 榊 邦彦
100万分の1の恋人
  • 著:榊邦彦
  • 出版社:新潮社
  • 定価:1365円
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年が明けて受け取った母校の私立高校の教員採用通知。
就職が決まったら「僕」は恋人のミサキに結婚を申し込もうと思っていた。
しかしミサキに内定の通知を受け取ったと電話をすると、彼女は僕にすごい告白をした。

ミサキの父親はハンチントン病の患者だった。
現在の医学では治療法のない神経性難病で、とても重い不治の遺伝病。親がハンチントン病患者なら、子どもは50パーセントの確率でその遺伝子を持っているのだという。そして、その原因遺伝子を持っている場合は、必ず発病する。

思いもかけなかったミサキの告白にとまどう僕は・・・



ハンチントン病というのは、実際にある病気のことなんだそうです。
知らなかった…。

主人公の「僕」も、ハンチントン病という病気を知らなかった。
突如知らされた病気に対する「僕」の戸惑いと、そして未来への不安。どう接したら良いのか、口先だけで「それでも愛してる」とは言えない苦悩。

それらが淡々と、けれどとても柔らかい文章で書かれていました。僕の言葉は、まるで真綿でくるまれているかのようにふわふわしていて、綿越しに触れてるかのような印象を受けました。
それが時にじれったく、だからこそ心に沁みてくる感じ。

難病を題材に扱ってるけど「号泣!」ってお話でもなく、しんみり感はあるけど、それよりも大切な人への想いをじっくりじっくり語ったお話です。

私たちが知らないだけで、世の中には多くの方が病と闘っている。
それはすぐに治る病だったり、不治の病だったり…。
もし自分が不治の病にかかってしまったら?
もし自分の大切な人が、不治の病にかかってしまったら、自分はどうするだろう。
読んでる最中も読み終わった後も、ぐるぐると考えてしまいました…。
「僕」のような答えが出るのか、それとも違う答えが出るのか今は分かんないけど、後悔しない答えを見つけたい。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(2) | trackbacks(1) |
『北方領土「特命交渉」』 鈴木 宗男、佐藤 優
北方領土「特命交渉」
  • 著:鈴木宗男、佐藤優
  • 出版社:講談社
  • 定価:1680円
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以前読んだ『自壊する帝国』(佐藤優・著)がとても興味深い内容だったので、同じ著者ということでなんとなく読んだ本だったんだけど、

驚いた。

一読の価値ありです。

北方領土返還を巡ってどのような交渉がなされてきたか、歴代の政治家達がどのような対応を取ってきたか、などが鈴木宗男さんと佐藤優さんの対談形式で語られています。
このお2人の言うこと全てをそのまま受け止めることも危険だとは思うけど、それにしても驚きました。

鈴木宗男さんというと2002年に斡旋収賄の容疑などで逮捕されています。
恥ずかしいことに政治にほとんど興味もなく、テレビもほとんど見ていなかった私は鈴木宗男さんをこの時の逮捕で初めて知ったんですけど、かなり悪く言われていたしそのとき見たニュースなどから悪い印象しか持っていませんでした。

その当時「ムネオハウス」という言葉をよく耳にしたけど、この「ムネオハウス」について、どれくらいの人が真実を知っているんだろう。
私も知らなかった。
大量のお金を使ってこんな家を作っちゃった的なことしか知らなかったし、詳しいことを知ろうとも思ってなかった。
ムネオハウスなんて呼ばれたけど、実際は「友好の家」と呼ばれ現地では避難生活をする場所としてなど立派に活用され、地元の人々に感謝されているような家なんだという。

同じように、知らなかった舞台裏をこれでもかと見せ付けられました。

橋龍や小渕さん、そして森さんたちが首相を務めたとき、どれほど日露関係が友好的に進展したか。そしてその後どれだけ後退し、関係弱体化にいたったか・・・。
任期の短かった上記の首相たちが、あたりまえだけどどれほど勉強し先の事を考えて、外交に力をいれ問題改善に努めてきたか。
その後の外相や外交官たちがどれほど無勉強で無能だったか・・・。
そして当時の報道では非難される一方だった鈴木宗男さんが、本当は何をしていたか。歴代首相たちからどのような任務を授かっていたのか。そして北方領土問題解決にどれだけ力を注いできたのかが書かれています。
この本を読んで、鈴木宗男さんに対するイメージが変わりました。
実はすごい人だったんだ…。

報道では私たちは情報の表面のみ、ほんの一部分しか知らされません。
しかもその報道も、もしかしたら事実が歪められているかもしれない。
私たちは何も知らないんだ…ということも実感させられました。

本書の冒頭で鈴木宗男さんが
「一般の読者の方々にも抵抗なく受け止めていただけるように、内容は出来るだけ噛み砕いて表現したつもりだ。」
と書かれているように、とても読みやすい。
人物や事件などの詳しい注意書きもその都度ページ下で説明されているので理解しやすいし、人物名もこれでもかってくらい沢山出てくるけど、こちらもその都度写真も掲載されているので「あー、この人か!」と判りやすかったです。

もちろんお2人の個人的主張や希望的観測も含まれているので、全てを信じてしまうのは危険なんでしょうね。けど、予想外に面白かったです。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(0) | trackbacks(1) |
『忘れ雪』 新堂 冬樹
忘れ雪
忘れ雪
新堂 冬樹

両親を亡くし京都のおじ夫婦の元へ引き取られることが決まった小学生の深雪は、公園で怪我をした子犬を拾う。
助けたいけれどどうにも出来なかった深雪と子犬を救ったのは、近所で動物病院を営む桜木家の息子だった。
8年後再会した二人の切ない恋愛小説。


切なさもあって、楽しく読めたんですけど・・・なんか狭い登場人物の輪の中に、設定を詰め過ぎたような、ちょっと行き過ぎてないか?と思うところがありました。

深雪と桜木が再会して、でも桜木を慕う女性も居て・・・さらに深雪には婚約者が居て?!と、これだけをみてると泥沼しそうな恋愛小説って感じなんだけど、後半部分からいきなりミステリに突入。
・・・あれ?恋愛は?というくらい、ちょっと恋愛部分が薄れてしまいました。
著者がこれまで書いてきた小説が、経済犯罪小説とのことなので著者のテイスト・・・とも言えるのかもしれないけど、警察や政治や会社なんかが絡んできて、切なさより緊迫感が押し出されて・・・。

胸キュンの「切なさ」ではなく、悲しい方の「切ない」お話でした。
| マメリ | ★★日本人作家 さ行★★ | comments(4) | trackbacks(0) |