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Modern Classics: Cookies, Biscuits & Slices, Small Cakes, Cakes, Desserts, Hot Puddings, Pies and Tarts (Morrow Cookbooks) (JUGEMレビュー »)
Donna Hay,Con Poulos 手持ちの本の中で一番活用してるお菓子本。綺麗な写真ばかりで、見てるだけで幸せになれます☆英語ですが、難しい言い回しもないので英語初心者でも問題ないです♪ RECOMMEND
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2008.01.31 Thursday 00:33
『押入れのちよ』 荻原 浩
荻原さん初読み。 表紙の写真がとても印象的で、なんだか怖そうだなぁと思いつつもジャケ買いでした。 9つのお話がはいった短編集。 最初の『お母さまのロシアのスープ』からガツーンとやられました。 お母さまの作るスープの具について、そして差し入れられる野菜などについて着目させといて、じつはあっちにも仕掛けがあったとは…。 お父さまのお話が始まったときに、まさか!と気がついて…ビックリでした。 その後つづく『コール』と表題作の『押入れのちよ』、この3作目まではまだほのぼのした気分を持ちつつ読めたのですが…4作目からはかなりダークなお話に…。 『老猫』も『殺意のレシピ』も『介護の鬼』も、どれもぞわぞわと怖かったです。 読後感もちょーダーク…。 しかも描写がリアルだから、想像がついちゃう。匂いまで書かれてるから、いまにもにおってきそう。なかでも一番描写が細かくグロテスクだった『老猫』なんて、夢に出てきそう…。 怖い、ちょっと気持の悪いお話しが苦手な人は昼間に読んだ方がいいと思います。 そんなダークなお話がある一方、『押入れのちよ』はとても可愛らしいお話でした。 ちよの登場場面ではちょっとぞわっとしましたが、読み進めていくうちに無邪気なちよと、ちよの為に必死になる恵太が可愛いやら微笑ましいやら。 この短編集の中の唯一の癒しともいえるかも。 怖かったり不気味だったり、可愛かったり。 どれもはずれのない短編ばかりでした。 荻原さんの本、今度は怖くないのを読んでみようと思います。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.30 Wednesday 00:05
『雷の季節の終わりに』 恒川 光太郎
続けて読みました。 積読みしてた私が言うのもおかしいけど、新刊が待ち遠しい。 『夜市』から引き続き、とてもきれいで不思議で、引き込まれるような美しさを持っていながら、けれどすこし怖い世界。 短編もぎゅぎゅっと濃縮された世界でいいけど、長編も人間関係は濃く登場人物も多いけど、みんなはっきりとした像を描いてるし、世界もよりはっきりと確立されてていいですね。 こちら側の世界と、穏という下界とは離れた場所にある不思議な村。 独自の因習をもち、簡単に下界とは行き来の出来ない穏でくり広げられる日常や、人の心に潜む闇・・・下界での惨劇などなど…。 いまもひっそりと存在するんじゃないかなと思わせる、ちょっと懐かしい雰囲気がありました。 賢也はその後、どんな生を歩んだのか…。 早田がいったい何者だったのか。もやもやすっきりしない、けどけして居心地の悪くない余韻が残りました。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.29 Tuesday 23:43
『秋の牢獄』 恒川 光太郎
長い事、積読みになっていた恒川さんの本。 幻想的な世界と、とても美しい文章。情景が脳裏に広がります。 十一月七日を繰り返し続けるリプレイヤーは、その後どこに行くのか。 ラストに藍がみせる、突き抜けんばかりの透明感ある力強さがとても好きです。 北風伯爵は神なのか。 なぜリプレイヤーが現れるのか。 漂う家や、そこに囚われる生ある1人の人間、異能の力を持ちそれゆえに捕らえられた少女など、きれいだけどどこかよじれた世界には、神の息吹を感じさせられました。 雰囲気がとても好きです。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.28 Monday 23:01
『斜影はるかな国』 逢坂 剛
他の本に浮気したりしていたので読むのにちょっと時間がかかったけど、面白かったです。 逢坂さんのスペインがらみのお話って面白い! スペイン内戦時代に外人部隊にいたとされる日本人義勇兵・佐藤太郎の足跡を辿るため、スペインに飛んだ東和通信の龍門。しかしスペインで龍門は金塊をめぐるトラブルに巻き込まれ、また佐藤太郎には意外な秘密が隠されていて・・・そんなお話。 以前読んだ逢坂さんの本にもフランコ将軍やETAが出てきたけど、この本にも重要な位置付けで出てきました。フランコ将軍なんて知らなかったけど、スペイン史には必ず出てくる重要人物なんですね…。 このお話を読んでいるとスペインもまるでソ連のようにキナ臭いところがあったんだなぁと思いました。 スペインに関しては知識ゼロだったので、ETAが現在もあるのかも知らず、何気なく「ETA スペイン」と検索をかけてみたら・・・自分の無知さに驚いた。近年もETAとみられる爆破事件などが多くあったんですね…。 内戦時代と現在とを行ったりきたりするし、登場人物(しかもカタカナ名)も多いので最初は「これはいつの時代だ?これは誰?」なんてこんがらがったりもしたけど、読み進めていくうちに登場人物たちにも馴染み、後半は一気読みでした。 新聞連載だったそうだけど、これを新聞で読んでた人は大変だっただろうなぁと思う…。細切れに、しかも一日に読める量がほんのちょっとじゃぁ、こんがらがったりしたんじゃないかな。 少しずつ明らかになっていく佐藤太郎の素性や、金塊騒動に巻き込まれ命をねらわれ始める龍門たち、さらには意外な人物関係やらなんやかやで後半は驚きの連続でした。 あまりにも関係が深くこんがらがってるので、何か書くだけでネタバレにつながりそうなくらいです。 長いけど長すぎることなく、中だるみすることなく読めました。 ところで、なんかいわくありげだったKが、結局何もないまま終わってしまったのが気になる…。他の話で出てきたりするのかな…。それともほんとにただ名前を使って巻き込まれただけ? JUGEMテーマ:読書 2008.01.25 Friday 00:23
『無人島に生きる十六人』 須川 邦彦
海のど真ん中で船が難破。龍睡丸の乗組員は伝馬船でなんとか島にたどり着いた。しかしそこは草はあるが木もなにもない小さな無人島だった。 そんな無人島で救助を待つ十六人の日本人のお話。 とても楽しかったです。 無人島に漂着して救助のあてもないのに、みんな前向きで悲観的にならないところが読んでいて気持ちよかった。 なんというか…もう駄目だ、とかここでみんな死ぬんだ…とかそう思ってもおかしくない。彼らだってきっと心の中でそんなことを考えたこともあったと思う。けど、みんなそれを表に出さず、元気に島で生き延びるために知恵を尽くし助け合い、楽しく生きていく。 読んでいて暗い気持ちになることもなく、彼らの発見や友情、信頼関係にドキドキワクワクでした。 塩辛い飲み水に食べなれない食事のせいで、みんな腹が痛くなった時の治療法には笑いました。たくましい(笑) JUGEMテーマ:読書 2008.01.24 Thursday 23:58
『コルドバの女豹』 逢坂 剛
強烈な太陽。薄暗い路地。カスタネットの響きと闘牛の雄叫びの町スペインを舞台に、ファシストが、王党派が、共産党が、トロッキストが、アナキストが、ETAが、血で血を洗い、裏切りで裏切りを裂く。この恐怖と魅惑の町にいま、黒い情念と極秘の使命を帯びた謎の日本人たちが侵入してきた…。大量殺りくと哄笑の、著者会心の短編集。<Amazon「BOOK」データベースより> 面白かったです。 静かな興奮が沸き起こる本。 読んでると、ふつふつと熱くなってきます。 スペインというとフラメンコとか闘牛。そんな乏しい知識しかないので、テロ活動がこんなにも活発な国なのかと驚きました。いや、今現在もそうなのかはわかりませんが…。 全5話の微妙にリンクした短編集ですが、そのどれもに日本人が出てきます。あらすじを読んだ時、日本人が出てこないほうが生々しいスペインの雰囲気が出そうなんだけどなぁなんて思ってたんだけど、この作品に登場する日本人が日本人なのに日本人らしくない。すっかりスペインになじんでいて、作品にも溶け込んでるし・・・。 いろんな組織がでてきたり悪い警察が出てきたり…スペインを知っていたらもっとドキドキしながら読めたかなとも思ったけど、知らなくても充分楽しめました。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.21 Monday 23:41
『天使は容赦なく殺す』 グレッグ・ルッカ
イギリス政府は報復措置を決定し、テロ組織の宗教指導者ドクター・ファウドの暗殺を命じた。イギリス情報局主席特務官のタラ・チェイスは任務遂行の為中東へ潜入するが・・・ 挫折しそうな本でした…。 読み終わった今となっては、楽しかった〜!と言えるのですが、中盤まではあまりのまどろっこしさ、事細かな状況説明に疲れてしまい、まだ?まだ続くの?ちょっと休憩しようかな…と何度も本を閉じて漫画に走ってしまいました。 おかげで読み終わるのに3日?いや4日かな?かかってしまいました。 漫画がたっぷり読めたけど。 前半はタラ・チェイスの仕事の内容や、取り巻く環境の紹介が続くため、のんびりした展開になっています。 なかなかに込み入った仕事をしているので、説明が長いながい…。 150ページ辺りまではたいした展開はありません…。それが私には疲れる原因でした。けれどそこをクリアすれば、それまでの積み重ねが一気に爆発。 最後まで走りっぱなし。 ハリウッドのアクション映画を観たような面白さがありました。 登場人物たちの関係も面白かったです。 恋愛関係があったり、部下を案じる上司の怒りがあったり…。 チェイスは常に確実な任務遂行を求められる。 けれど迅速に、確実に任務を遂行したらしたで今度は命じてきた上が、やりすぎだとこんどはチェイスをねらい始め…その理不尽さに読み手の私も悔しくなる場面も。 最後は思わず涙が滲む場面もありました。 続編はまだ日本での翻訳刊行が決定してないそうですが、いつの日か続編が読めるといいな。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.17 Thursday 00:35
『情状鑑定人』 逢坂 剛
長編だとばかり思い込んでいたら、なんと短編集でした。 どのお話も、結末に意外な展開が待っていて冗長した雰囲気がない。 気を緩めさせずに最後まで読ませる短編集でした。 どんでん返しがきたって思ってたら更にひっくり返って…またまたひっくり返って…。 終わり方が潔いので、凄惨なお話も多いのに読後感が悪くなかった。不思議。 物語を語る視点も、犯人側だったり被害者側だったりといろいろだったのも面白かったです。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.17 Thursday 00:23
『下町不思議町物語』 香月 日輪
YA!フロンティアは挿絵も入ってるし、字も大きいし、内容もしっかりしてるんだけど読みやすくて…もしかしたら思ってたよりもっと子供向けの本だったのかな。 ガキ大将のようなクラスメイトからいじめられている直之が、放課後になると向かう師匠の家。 そこは昔ながらの下町の風景が残っており、幽霊やトトロが現れる不思議なところで… 元気いっぱいの直之が可愛い♪ いじめっ子の耕太は直之に嫉妬しているとはいえ…口にする言葉がどれもきつい。 よく子どもは残酷だというけど、この耕太もその通りかもしれない。大人になるととても口に出来ないようなことを平然と、相手を傷つけるために口にする。 ドラマでも漫画でもイジメとか扱ったものって、どうしても見ることが出来ません…。見てて辛い怖いとしか感じれない。楽しいと思えないものを見る気になれないので…。 ドラマや漫画に比べたら程度とか軽いんだろうし描写も柔らかいとおもうけど、やっぱり読んでいてとても辛かったです。 孫を可愛いと思えないお祖母ちゃんも登場します。 読んでいて、考えさせられる本。 子供向けの本って、伝えたいことがとてもストレートに書かれているので好きです。何を伝えたいの、とか考えなくていい(笑) 最後に。 耕太と仲直りする場面で、耕太が心からそう思ってではなく、その憎しみのカケラを取っちゃった事で耕太の中に憎しみがなくなった…というのはちょっと切ないなぁと思った…。 結局、素の耕太の心が消えちゃったようなそんな感じ…。 JUGEMテーマ:読書 2008.01.15 Tuesday 23:32
『真夏の島に咲く花は』 垣根 涼介
スバで起こったクーデター。それがナンディ・タウンにいるヨシやチョネ達とどう関係してくるのかと思っていたら、まさかの展開。 私はてっきり、人質として囚われて〜という展開が待っているのかと思っていたんだけど、全然違いましたね(笑) フィジーに移住した日系フィジアンのヨシと、インド系フィジアンのサティー、そして生粋のフィジアンであるチョネ。三角関係がありつつ…民族問題をからめ歴史問題もからめ政治問題もからめ…読んでるとニュージーランドを思い出しました。 ニュージーランドも先住民族と移住してきたイギリス系NZがいるし、インドや中国からの移民も多い。フィジアンとマオリでは全然違うんだろうけど…どこか読んでいてかぶるような気がしました…。 クーデターが起こり人質をとられてしまった場合、どうやって人命を救助をするか。武装集団を刺激しないようにしなきゃいけないし、かといって要求を丸呑みにすることも出来ないし…。 事件がなんとか終結してもめでたしめでたしでは終わらず、そこからの展開にも驚きました。 なんでこんなこと考えるんだろう、なんで実行に移そうと思うんだよ、と思いつつ…でも彼らがこんな行動をおこすことも不思議ではないのかもしれない・・・。 なに書きたいのかわかんなくなってきたけど、楽しく読みました!てことです。 JUGEMテーマ:読書 |
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