お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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『ホットロード 1 完全版』 紡木 たく
知ってました?!
昨年末、紡木たくさんの書き下ろしの単行本が刊行されてたこと!!
じつに12年ぶりの作品!
『マイガーデナー』という作品らしいです。こちら↓
マイガーデナー
マイガーデナー
紡木 たく

これを編書房さんで購入するとポストカードもついてくるとか。
偶然知ってとても驚いて、即注文。

そして興奮冷めやらぬまま、なんとなくアマゾンみてたら…『ホットロード』の完全版が1年ちょい前に出ていたということを知ってしまいました。
なんと雑誌掲載時のカラーページが完全再現!
完全版は全3巻。
そのうち2,3巻はアマゾンではすでに品切れ…。集英社でも品切れの為購入できず、ないとなるとどうしても欲しくなって必死こいて探してしまいました。
結局、紀伊国屋の岡山店にあったので、代引きで購入しました。

以前はマーガレットコミックスを持ってたんだけど、ワーホリに行く前に売っちゃったのか…手元にない状態だったので久々の紡木ワールド。

ここまで書いといて今更だけど、紡木たくさんをご存知の方はいるでしょうか?
ほんとは「みんな知ってるよね?!」と言いたい。

『ホットロード』は20年前の漫画だけど、大好きな作品です。
この漫画を読んだきっかけは覚えてないけど…とても好き。
『ホットロード』だけじゃなく『瞬きもせず』や『純 JUN』など、紡木さんの作品全部が好き。

20年前だからって、絵が相当古いんじゃない?なんて思ったら大間違いですよ!
絵も良いんだこれが!
たまらんプシュー
和希と春山とその家族の物語。
悩みながらも必死に生きようとする姿には涙が滲んできます。

仕事から帰ってきて、夕飯を食べるよりも先に届いたホットロードを読みふけってしまいました。
はー、楽しかった。
久々に紡木熱が再発してしまったので、この勢いのまま『瞬きもせず』とか購入しちゃいそうです。
そしてまたコンプリートしそうな勢い。

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

| マメリ | 漫画 | comments(6) | trackbacks(0) |
『インディゴの夜 チョコレートビースト』 加藤 実秋
深く蒼い夜の似合う街・渋谷。近頃女の子たちの話題を集めているのは、一風変わったホストクラブ“club indigo”。スタイリッシュで魅力的なホストが揃うこの店には、今日も厄介な事件が持ち込まれる―。連続ホスト襲撃事件、失踪した編集者、飲食店強盗、ホストコンテストを巡る陰謀…ストリートで起こるさまざまな事件に、indigoのホスト探偵団が挑む!『インディゴの夜』でおなじみの個性豊かなホストたちが、夜の街を軽やかに駆けめぐる新世代探偵小説。<Amazon「BOOK」データベースより>


楽しかったです♪
club indigoのメンバーはみんな明るくて楽しくて良いですね〜。
読んでてとても楽しい。

このシリーズはとにかくキャラがいい。
出てくる人がみんな個性的。けど作りすぎた感もなく、本当に存在しそうなリアリティがあります。
中でも一番気になるのが憂夜さん。
前巻で謎のまま終わっちゃったので、今度は憂夜さんの謎にせまる話とかあるかな?と期待してみたけど、憂夜さんは相変わらず謎のまま…。
礼儀正しくて心配性で気配りが出来て、しかも強い。格好は正統派のバリバリホスト。でもいろんな情報源を持ってるみたいだし…。もしや塩谷さんの息子?!とか考えたりもしたけどそれにしては若いし…。じゃあ甥っ子とか…と妄想が膨らむばかりです。
今年の夏に続編が出る予定だそうで、非常に楽しみ☆

話は変わって、×話目で私と同姓の人物が登場しました…。
これがニューフェイスのホストだとか、他県でNo.1のホストだったりしたら嬉しいのに…なぜか悪役…。根っからの悪人ではなかったので良かったけど、晶たちに××!と名前を呼ばれるたびにドキドキしてしまいました。
結局逮捕されちゃったしね…。
あまり耳にしない名前だと思うんですが、何もこんなところで出てこなくても(^_^;)
これが本作で一番印象的な出来事でした(笑)

ミステリ色は薄いですが、晶さんのつっこみや個性豊かなホストたちに笑わされながらテンポ良く読める本。
JUGEMテーマ:読書
| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『借金取りの王子』 垣根 涼介
村上真介はリストラを請負う会社に勤めるサラリーマン。昨日はデパート、今日はサラ金、明日は生保に乗り込んで、泣かれたり、殴られたり。相性バッチリの恋人陽子は恐ろしく気の強い女で、すんなり結婚とはいかないし、真介の前には難題山積み。だけど明日は来る――。他人事でないリストラ話に思わず涙。働く人必読の面白小説! <Amazon 出版社 / 著者からの内容紹介>


『君たちに明日はない』に続く村上真介のシリーズ第二弾。
面白かったです!
リストラ請負会社が舞台なので、常にリストラされる立場の人も出てくるんですよね。その人たちの心情なんかを考えると無邪気に面白いなんて言ってられないんだけど…でも面白かった。
前作とはちょっと雰囲気違ったのかな?なんかいい人が多かった気がする。

真介と陽子の仲も気になるけど、今回は各話で登場したリストラ対象者のそれぞれの内情や気持ちが切々としていてとても良かった。
仕事に対する姿勢や、大切に思うからこそ出てこない言葉だとか。
とくに「借金取りの王子」では泣きそうになっちゃった。

頑張っても伸び悩み、でも踏ん張るしかなくて…辛いけど泣き言なんていってられない。
部下を大切にして、仕事も一生懸命やって、奥さんをとても大切に想っている王子の落胆がすごく痛かったです。
どうにもならないことってあるけど…これは切ない…。

最後のお話では陽子がまさかの××?!と不安になったけど、どうにか落ち着いてくれたのでほっとして本を閉じれた。
陽子さん、お願いだからこのまま落ち着いてて…と祈ってしまうのは、あの人が魅力的な人だとわかってるから…かな…。
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| マメリ | 垣根涼介 | comments(6) | trackbacks(4) |
DECOチョコ!
1週間ほどサボってましたプシュー
本も読まなかった。いや、漫画は読んでたんだけど、小説は読んでませんでした。
なんだかんだでお店をごそごそいじってたので、朝7時に家を出て帰宅は22時過ぎ、なんてのを1週間続けてたらベッドの中が気持ちよくて気持ちよくて…。
パソコン立ち上げても、気がついたら寝てる〜の繰り返しでした。
いやー、寝るって気持ちいい。バスの中でも日々爆睡。

そんな過ぎ去った日々の中の1つ。
ん?日本語がおかしい?えーと、去る16日の出来事。
待ちに待ったDECOチョコが届きました!
じゃーんぴかぴかぴかぴか

んまーっ、三太ってば可愛い!チョコになってもかわいい!
親ばか炸裂。
カイママさんが日記で紹介してたDECOチョコ。
こんなのがあるとは知りませんでした。カイママさんとこで教えてもらって、即行で申し込んだんです(笑)こういう時は行動がすばやい(笑)
弟や母は「なんかこの写真の三太、あんま可愛くない…」とか言う。でも私は大満足。
届いてすでに10日が経過。もうチョコはほとんど残ってませんあせあせ
| マメリ | つぶやき | comments(8) | trackbacks(0) |
『インディゴの夜』 加藤 実秋
「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」―すべては女性ライター・高原晶が、大手出版社の編集者・塩谷に漏らした何気ない一言から始まった。謎めいた美形の敏腕マネージャー・憂夜の助力を得て、二人は一風変わったホストクラブ“club indigo”を渋谷の片隅に開いたが、順調な経営とはうらはらに常連の客が殺され、店のナンバーワンに疑いがかかる。晶は個性豊かなホストの面々とともににわか探偵団を結成、真犯人捜しに奔走する!第十回創元推理短編賞受賞の表題作がシリーズ化。スタイリッシュでウイットあふれる新世代探偵小説、ここに登場。<Amazon内容「BOOK」データベースより>


楽しかったです♪
キャラがいい。ノリもいい。
文章もサラサラ〜と読めるし、疾走感もあって一気読みさせられました。
軽く読めちゃうんだけど、読んでおしまい、じゃなくて続きが気になる。続編が出てるなら読みたい!って思わせる作品でした。
私は好き♪
そんでもって続編が出てるみたいなので、買いに行こうと思います(笑)

フリーライター晶の副業は、ホスト倶楽部のオーナー。
晶が表の仕事で引き受けてるライターの仕事。作者の加藤さんは、この企画書を考えるのをかなり楽しんでるんじゃないでしょうか…。
毎回毎回、晶のもとに持ってこられるライターの仕事の企画書が笑えるんだけど(笑)

池袋ウエストゲートパークに似てるかな?と思うようなとこもあるけど、IWGPよりも軽く読めちゃう本。
事件の結末なんかも、あまりややこしくなくて、とてもストレートです。
club indigoのホストメンバーも個性豊かで色物が多い気がするけど、楽しい。
どのキャラも個性的で、次は誰にスポットが当るのかと話が始まる前にドキドキしてしまいました。
最後まで明かされなかった憂夜さんの謎の部分がとっても気になる。いつかは明かされるんでしょうか…。
こうゆう謎があるから余計、続編を読みたくなる。
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| マメリ | ★★日本人作家 か行★★ | comments(0) | trackbacks(1) |
『木野塚探偵事務所だ』 樋口 有介
これまで読んだ樋口さんの作品とはがらりと雰囲気が変わってました。
だって、あのくっさいセリフを言う人が全く出てこない!
わーお。
まあ60になった冴えないおじさんからくっさいセリフ言われてもひくだけだけど…。

木野塚氏は37年勤め上げた警視庁を定年退職。
警視庁勤務と言うと誰でも警官だと勘違いするけれど、木野塚氏は現場なんて一切知らない経理課一筋だった。
でも殺人事件とか推理とかには憧れてて、探偵小説が大好きで、定年退職し自由になった今、長年の夢だった探偵事務所を構えた。
この構えるまでの木野塚氏の行動も面白い。
フィリップ・マーロウはこうしていた。だからこうしなければ…と本で読んだ探偵たちを真似て、事務所を構える場所も、雇う秘書も形から入っていく。
けど結局、事務所はただボロイだけだし、秘書もグラマラスな美人秘書を…と思ってたのに求人しに掲載しても全く電話がかかってこず、成り行きでとってもボーイッシュな女の子、梅谷桃世を雇うことになってしまうし・・・。なにやら妥協だらけ。
そして仕事の依頼もまったくなく・・・。

そうしてモンモンとしていると、一本の依頼が!なんと○○の捜索。
しかし大法螺ふきまくりの木野塚氏。
木野塚氏の過去の話も、そりゃ変態だろと突っ込みたくなるし、推理は全くの見当違いな方向に行ってるし…。
なにやら不安だらけのお話…。
それでもえっちらおっちら物語りは終結していくから不思議。
桃世の存在があればこそ…。

楽しいんだけど、読んでて疲れるような、そんなお話でした。
木野塚氏がトロい!
でもそのおじいさんっぷりと、ちょっと変態はいった勘違いっぷりが楽しかった。
事件が無事に解決すると、本当〜にほっとしました。
木野塚氏、いつかは自分で事件解決できるようになるのでしょうか…。
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| マメリ | 樋口有介 | comments(0) | trackbacks(0) |
『ミミズクとオリーブ』 芦原 すなお
讃岐名物の「醤油豆」。焼いたカマスのすり身と味噌をこね合わせた「さつま」、黒砂糖と醤油で煮つけた豆腐と揚げの煮物。カラ付きの小海老と拍子木に切った大根の煮しめ。新ジャガと小ぶりの目板ガレイ(ぼくらの郷里ではこれをメダカと呼ぶ)の唐揚げ…次々と美味しいものを作るぼくの妻は、なんと名探偵だった!数々の難問を料理するそのお手並みを、とくとご賞味あれ。<Amazon「BOOK」データベースより>


出てくる料理は美味しそうでお腹がすくし、雰囲気がほのぼのしていてなんだか落ち着けるし、読後感もいいし。
とても楽しかったです♪
とにかく、雰囲気がいい。
シリーズ化してるみたいなので、続編もぜひ読んでみたい☆

7つのお話から成る短編集で、どれもそれぞれに異なった風合いで楽しかったけど、中でもわたしは、お話の語り手である小説家のぼくと奥さんの馴れ初めを回想する『梅見月』が一番好きです♪
ぼくと高校時代の恩師のやり取りも楽しいし、べったり仲良しなわけじゃないけど、口では悪く言ったりするくせにかなり仲のいい恩師との関係も読んでてほっとする。
恩師の娘さん(現在の妻)にほれてしまい、どうやって会いに行こうか悩んで作り上げた理由にも笑ってしまう。些細な行動がとっても微笑ましい。

浮き世離れしたところのあるぼくと、ふわふわしてそうで実はしっかり者、だけど不思議な雰囲気のある奥さんは似たもの夫婦ですね〜。

せわしなく過ぎていく日常の中で、ふたりのように過ごせたらなぁと思いました。
ぼくの友人の河田たちも、この二人の家にいると落ち着いて癒されるから、つい通ってきちゃうんだろう。
私も奥さんの手料理に舌鼓を打ちながら、のんびり縁側でビールのみたいなー。
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| マメリ | ★★日本人作家 あ行★★ | comments(4) | trackbacks(1) |
『A HAPPY LUCKY MAN』 福田 栄一
目が回りそうなほど忙しいときに限って、次々と面倒ごとが舞い込んでくるって経験をしたことがあるだろうか?もしそういうやっかいな事態に巻き込まれたとしたら、どうやって切り抜けていく?自分の手に余るものはきっぱりと拒絶する。それも方法の一つだ。何もかも放り出して逃げ出す。人によってはそれがベストの選択かもしれない。後先を考えず全て抱え込んで何とかしようとする奴もいるだろう。まさしく俺がこのタイプだ。これから始まるのは、そんな俺が経験した、目が飛び出してひっくり返るほどに忙しい一週間の物語だ。涙なしでは読めない(笑)お人好しすぎる若者の絶体絶命日常冒険小説。<Amazon「BOOK」データベースより>


日常のなんてことない風景。
福田さんの書くお話は、なんてことない日常の一場面だったり、ちょっとした一日だったり…。そんなものばかりなのに、とても心地よくて楽しい。
淡々としているのに中だるみすることもなく、飽きさせず最後まで一気に読ませてしまう。そして楽しかった〜!と思わせてしまうのが、福田さんの作品。
うーん、すごい。

大学生の柳瀬のだらけきった日常は、わかるなぁ、こんな学生時代すごしてたなぁと思わせる、リアリティのある描写。
ところがそんなだらけきった日常も突然終わりを迎えた。
国際法という講義の担当教授が病気で入院してしまい、変わりにとても厳しい助教授が担当になることになった。助教授がまず最初に出した課題はレポート。どうしても落とすことの出来ない単位のため、柳瀬は何とかレポートを仕上げようとするのだけど、寮に帰ってみると寮監さんが倒れていて、バイト先ではいきなり客足がぱったり止まってしまい、友人からは彼女と連絡が取れなくなったので様子を見てきて欲しいと頼まれ、更には寮生が酔った勢いで手を出してしまった女の子が押しかけてきて…さらにさらに…

レポートに取り掛かろうとすると、何かしら問題が発生。
柳瀬以上に、読んでる私が「今からレポートするんだ!」と叫びたくなった(笑)

これらの問題や悩み事を一つ一つ解決し、したとおもったら次の問題が出てくる。そんなエンドレスな柳瀬の1週間。
どこまで積み重なるんだ、と人事なので無責任に面白がりながら読みました。
問題が積み重なるたびに、ずしっずしっと重かったけど、楽しかった〜♪
要所要所に登場する的山がいいキャラでした。
というか、寮生みんな、いい味出してます。
こんな寮、訪れてみたい(笑)すごく楽しそうです☆
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| マメリ | 福田栄一 | comments(2) | trackbacks(1) |
『不思議の国のアルバイト探偵』 大沢 在昌
一人ぼっちの戦いにアルバイト探偵大パニック。目覚めてみたら“お母さん”と“妹”が居て、見知らぬここが“我が家”だと主張する。真相を探りに町に出た隆クンは戦闘服の男や頭上を飛ぶ第二次大戦中のB29爆撃機を見て息を呑んだ。不良中年私立探偵の親父の助けもないまま“家族”を守り殺人鬼と戦う隆だが…。<Amazon「BOOK」データベースより>


今回も長編♪
いつも側にいる涼介と離れ離れになってしまい、どうなってしまうのかと不安に思いながらの読書でした。
何か書くとネタバレしそうなんですが、端的に言うと、楽しかったです。

今回のお話はこれまで以上にスケールが大きく、涼介の過去もいろいろと垣間見れ、島津さんの友情も見れ、リュウと涼介の親子の絆もしっかりとみれちゃって、盛りだくさんな内容でした。
ついでにリュウにはとうとう彼女が?!
なんだか毎回、女の子が違うような…。

リュウのマイペースなおおものっぷりと、涼介との相手を舐めたようなのんきな会話の数々が毎回楽しみです。
ドキドキハラハラもするけど、いい感じに息抜きも出来る作品♪
濃いハードボイルドが苦手な人も楽しめると思います☆
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| マメリ | 大沢在昌 | comments(0) | trackbacks(0) |
『古時計の秘密 ナンシー・ドルーミステリ 1』 キャロリン・キーン
創元推理文庫からでていますが、元は児童向けのお話なんだそうです。
しかも解説によると、このナンシー・ドルーのシリーズが登場したのは1930年。そして作者の伽路凛・キーンは数百冊に及ぶナンシー・ドルーの物語を書き上げ、80年近い年月が経った今も新作が発表され続けているんだとか。
え?!数百冊?!80年も?!いったい何歳だよ!とおもったら、続きに書いてありました。
キャロリン・キーンという名前は、エドワード・ストラテマイヤーが児童文学を生み出すために作った工房で、ナンシーシリーズを書く時に使われたペンネームなんだそうです。つまり、たったい1人の人間ではなく、何人もの作家さんがこの工房で、キャロリン・キーンのペンネームを使ってナンシー・ドルーシリーズを書いてきたみたい。
この背景だけでも楽しい。

さて前置きはこれくらいにしておいて、お話は解説にも書いてあるけどきもちがいいまでに勧善懲悪。
だからこそ素直に楽しめる。

亡くなったお金持ちの老人は生前、親しい友人や親戚に援助をしていたが、なくなったと同時に強欲な親戚一家が遺産を独り占めしてしまった。そのためそれまで援助を受けていた友人や親戚達が先行きに困っている。
そんな時たまたま知り合った老姉妹から、老人の遺言状の話を聞き、興味を持ったナンシー・ドルー。
どうにかして遺産を困っているみんなにいきわたらせることは出来ないか…。
ということで、ナンシーは新しい遺言状探しに乗り出した。

困っている人を助けたいと弁護士の父親の力を借りながら、事件を解決に導くナンシー。
父親の手伝いをする傍ら、友人とのキャンプにも行き、でもそのキャンプの途中でちょっと用事を済ませたり…。とにかく行動的。溢れんばかりの元気さには感心しちゃいます。
しかもとてもいい子なので、読んでて気持ちがいい。

児童向けという事もあり、殺人など凄惨な場面が出てこないので、ほのぼのした田舎町の雰囲気が漂ってます。それがまた居心地がいい…。
続編は、穏やかな休日の午後とかに読みたいなぁと思いました♪

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| マメリ | 外国文学 | comments(0) | trackbacks(0) |
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