お菓子を片手に、日向で読書♪

活字中毒気味で、お菓子作りが趣味のマメリのブログ
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手持ちの本の中で一番活用してるお菓子本。綺麗な写真ばかりで、見てるだけで幸せになれます☆英語ですが、難しい言い回しもないので英語初心者でも問題ないです♪
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『雨降ノ山―居眠り磐音江戸双紙』 佐伯 泰英
夏を彩る大川の川開きを間近に控えた頃、深川六間堀の金兵衛長屋に住む浪人、坂崎磐音は日々の生計に追われていた。川開きの当日、両替商の今津屋から花火見物の納涼船の護衛を頼まれる。不逞の輩が出没するというのだが、思わぬ女難にも見舞われ…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を斬る!痛快時代小説第六弾。<Amazon「BOOK」データベースより>

おなじみの展開が続くけれど、なんか楽しくて読んでしまうシリーズ。
花火大会での護衛や長屋に越してきた女性がらみのあれやこれ…そして今回は今津屋でちょっとした騒動が起こったりと、1冊の中に小さな事件がたくさん詰まってます。
小判詐欺の話は、なんというか…あまりに堂々としているので、なんでこれが公になったりした時の事を考えて慎重に行動しようとしなかったのかと、雪岳に少しあきれたりも。
もうちょっと巧妙な犯人とか出てこないのでしょうか…。
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(2) | trackbacks(1) |
『龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙』 佐伯 泰英

新玉の年を迎えた江戸深川六間堀、金兵衛長屋。相も変わらぬ浪人暮らしの磐音だが、正月早々、八百八町を震撼させる大事件に巻き込まれる。さらに生まれ故郷の豊後関前藩でも新たな問題が出来する。日溜まりでまどろむ猫の如き磐音の豪剣が砂塵を巻いて悪を斬る。著者渾身の書き下ろし痛快時代小説第五弾。<Amazon 「BOOK」データベースより>


江戸での日常に戻った磐音。
相変わらず磐音のまわりには小さな厄介事が集まってきます。
これまでと話の流れは変わらず。
剣の腕もますます冴え、痛快ではあるのですが最近は磐音は人を殺しすぎでは…とたまに不安になりますしょんぼり

江戸にやってきた利高様が、今後どんな変化を見せられるのかが楽しみです。
磐音の父が推した(のかな?)人物なだけに、きっといい方向へと歩き始めると思いたいのだけど、磐音は苦労人だからなぁ。
なんだかまた一苦労がありそうな気もしないでもない、そんな気もします。
もうすでにちょっと苦労してますが。
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(0) | trackbacks(1) |
『雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙』 佐伯 泰英
秋の気配をただよわす西海道の峠道をいそぐ一人の若い武士。直心影流の達人、坂崎磐音であった。忽然と姿を消した許婚、奈緒の行方を探す途上、道連れとなった蘭医が因で、凶暴な異形僧たちに襲撃されることに…。些事にこだわらず、春風駘蕩のごとき磐音が、行く手に待ち受ける闇を断つ。大好評!痛快長編時代小説第四弾。<Amazon 「BOOK」データベースより>

許婚だった奈緒をなとか取り戻そうと、旅をする磐音。
長崎に行き、京に行き、金沢に行き…。
東源之丞に誘われての軍鶏の試合、展開は読めていたけど…なんでやっちゃったかな…。
個人的な好みですが、ギャンブル嫌いなのであまり好きな展開ではなかったです…。

今回は奈緒のことを追いまくる巻だったので展開も速く、ちょっと閑話のような雰囲気でした。
これで奈緒の事に決着がつくわけではないけれど、一応の結末が見えたのですっきり。
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(0) | trackbacks(1) |
『花芒ノ海―居眠り磐音江戸双紙』 佐伯 泰英
安永二年、初夏。江戸深川六間堀、金兵衛長屋に住む坂崎磐音。直心影流の達人なれど、日々の生計に迫われる浪人暮らし。そんな磐音にもたらされた国許、豊後関前藩にたちこめる、よからぬ風聞。やがて亡き友の想いを胸に巨悪との対決の時が…。春風の如き磐音が闇を切り裂く、著者渾身の痛快時代小説第三弾。<Amazon 「BOOK」データベースより>


やっとお国元のごたごたが解決!!
まさか1巻のあの出来事がここまで引っ張るとは思いませんでした。
それにしても磐音はどこまで行ってしまうんでしょうか…。
小国とはいえ、お殿様とえらく昵懇で信頼されてますね。
ここまで信頼され頼られていながら、とってつけたような理由で長屋生活に戻るってのも…。
結局は武家暮らしよりも長屋暮らしのほうが好きってだけなのでは?とも(^_^;)
でも後味すっきりで読んでいて楽しいです。

ごたごたは解決したけど、奈緒の事はさらに大変なことに…。
この二人はどうなってしまうんでしょう…。
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(0) | trackbacks(1) |
『寒雷ノ坂―居眠り磐音江戸双紙』 佐伯 泰英
江戸深川六間堀、金兵衛長屋で浪々の日々を送る坂崎磐音。直心影流の達人だが、相も変わらぬ貧乏暮らし。仕事の口を求めて奔走する磐音に、暇乞いした豊後関前藩との予期せぬ関わりが生じて…。些事にこだわらず、春風駘蕩の如き好漢・磐音が江戸を覆う暗雲を斬り払う、著者渾身の痛快時代小説第二弾。<Amazon 「BOOK」データベースより>


日々の生計に追われる磐音は、相変わらず用心棒の仕事を探したり、鰻割きの仕事でその日その日を凌いでいた。そんな磐音のもとに以前江戸に居た頃の知人が訪れ、不貞をめぐっての騒動になにやらきな臭いにおいがあることを知らせてくれる。
大切な友を失ってしまった騒動は、実は何者かに操られていたかもしれないという。

磐音のまわりは今日も今日とて、平和でのんびりしているかと思えば、血なまぐさい騒動に巻き込まれたりと忙しい。
今回面白いなと思った人物は笹塚様。
「金がなければ、公方様でも身動きがつかぬでな」
と言い、出てくればぽろりと金が…というこの人がちょっとうける。

そして前作と同じく、事件が起これば何がしかの悲しい出来事もあるけれど、最後はすっきりとけりをつけてくれるので、読後感が良い。
展開も速いので、まんじりとすることなくさらりと読めます。
ついでにいうと、字がでかいですな…(^_^;)

ただ今回は国許での陰謀がまだ片付いてないので、そちらの展開がどうなるのか気になるところ。
てことで、続きも買ってきたのでじっくり読みすすめます♪
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(4) | trackbacks(1) |
『陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙』 佐伯 泰英
直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。<Amazon 「BOOK」データベースより>


以前、作者の佐伯泰英さんが「スタジオパークからこんにちは」にご出演なさっていたのですが、その時は私、佐伯さんを知りませんでした…。
へぇ〜そんな有名な作品を書いた人なんだ、と思いながらぼんやり見てたんだけど、先日本屋さんで物色してる時に唐突に「居眠りなんとか〜ってあったなぁそいや」と思い出し、ものすっごく読んでみたくなったので購入した次第です(^_^;)

結果としては・・・・
めっちゃ面白い!!

はじめの友人達のと争いでは、まさに坂道を転がり落ちるような展開で私はこの話しについていけるのか?と不安にもなったのだけど、その後の江戸での話は、磐音の穏やかな人柄、江戸の人々の活気ある生活風景がとても読みやすく、また楽しく書かれているので気がつくと物語りにのめりこんでいました。

国許を離れ、浪人として江戸で暮らす磐音がやっと得た用心棒という職。
磐音の剣術の腕前がかなり物もなので、悪人と対峙している時はドキドキしつつもどこか安心していられるし、なによりも一刀両断とばかりに決着をつけてくれるので、読んでいてとても爽快感があります。

あれやこれやと身分や時代の細かな説明文は排除されてるのか、スルスルと読めてしまう本です。
なので余計、磐音たちの日々の生活や打ち合いの場面なんかが引き立っているのかも?

シリーズ全部集めたくなりました♪
これははやいとこ続編も買ってこなきゃ…。
| マメリ | 佐伯泰英 | comments(0) | trackbacks(1) |
『たまさか人形堂物語』 津原 泰水
祖母の形見の零細人形店を継ぐことになったOL澪。押しかけアルバイトの人形マニア、冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、お店はそこそこの賑わいを見せていた。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告に惹かれ、今日も傷ついた人形を抱えたお客がやってきて澪たちは東奔西走することに。チームワーク抜群の3人の活躍が始まる。<Amazon 「BOOK」データベースより>


本来は人形を売る零細人形店だったのだが、修復に主軸を移してからというものそこそこの賑わいを見せている「玉坂人形堂」。
お客さんが持ち込む壊れた人形達。
単に綺麗に修復をすればいいというだけでなく、持ち主の考え、希望を汲み取り修復をしていかなければ、お客さまは納得してくれない。
なぜ少年は大切な人形をの耳や手を引きちぎってしまうのか…。
どうして父の作った、母の顔そっくりの人形の顔を、彼女は丹念に壊してしまったのか。
オーナーの澪や職人の富永君、師村さんは推理を働かせて、持ち主の秘められた心を読み解き、人形の修復をしていきます。

最初はほのぼのとしたお話なのかと思っていたら、途中キナ臭い話も混じり、また従業員の過去話も出てきたりと、けっこう起伏のあるお話でした。
人形の来歴や人形師に関するお話も内容が濃く、読み応えがあります。
かといって読むのが大変ということはなく、とても読みやすい。
富永君や師村さん、たまに登場する豆腐屋の主人や束前さんなど、みんな個性豊かで楽しい人たちばかり。

ぜひシリーズ化して欲しい作品です♪
面白かったー。
| マメリ | ★★日本人作家 た行★★ | comments(0) | trackbacks(0) |
『アイスクリン強し』 畠中 恵
ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、新たな品々が数多登場。そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。そこには今日もまた、甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。<Amazon 「BOOK」データベースより>


畠中さんらしい、登場人物たちが可愛く、にぎやかで楽しいお話でした♪

洋菓子職人の真次郎と幼馴染たちが明治の東京を駆け巡る〜。
真次郎や長瀬たちの掛け合いはとてもほのぼのしているのですが、降りかかる厄介事や時代の流れはけして可愛いものばかりではなく…。
コレラ対策にかりだされたり、戦争の予感を感じ取ってしまうようなことも。
江戸の頃の平和はもう過去のもの。外に踏み出せるようになると戦を考えてしまう国を憂い、しかし対策も練らねばと先を見据える目。
謎解きとお菓子が絡み合い、甘い匂いが漂う中切なさを感じる場面もありました。

5篇からなる連作短編集で、ぽんぽんっとリズミカルにお話が進んでいくのでとても読みやすかったです。
世の中がめまぐるしく動いていくなかを、お菓子を作ったり幼馴染の女の子の心のふさぎが気になったり、お金がなくて四苦八苦したりと、元気に駆け回る姿が楽しかったです☆
| マメリ | 畠中恵 | comments(2) | trackbacks(1) |