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2007.05.10 Thursday 00:26
『暗算の達人』 アーサー・ベンジャミン & マイケル・シェルマー
暗算の達人
この本を受け取って早ひと月半…。 積読みしてたわけじゃないです。読んでました。ひと月半もかけて(^_^;) とはいえ、やっぱり時間かけ過ぎかも…という思いがあったので、ここ半月は「さっさと記事書け」といつ通達が来るかちょっとびくびくしまくり。なんとか通達が来る前に、無事読み終わって良かった〜 そんなに時間をかけたこの本。 一言で言うなら、とっても面白かったです! めっさオススメ! とはいえ、これは文学作品ではありません。 数字の本。足し算、引き算、掛け算、割り算などを暗算でやるためのテクニックが詰まった本。 これがもう、ほんとに面白かったです。 たとえば簡単な引き算、1776−987(本書30ページに出てきます)。この答えをだす場合、どうやって計算しますか? 私たちが小学校で習った方法は、一の位から計算する方法。つまり右端から計算していきます。 けれど本書では左から計算していきます。足し算でも引き算でも、もちろん掛け算でも左から。最初にこの「左から計算をしていく」という言葉を読んだ時は「どうやって?」って不思議だったんですけど、いざ本書を読み始めて実際にやってみると… あら、けっこう簡単に答えが出せるわ〜。 なんて結果に…。 言われてみれば何てことないんことなんだけど…でも言われなきゃ知らなかった・あるいは気が付かなかったことばかり。 発想の転換。 こうすれば簡単に出来る。 本書ではそんな意外性や、数学のびっくり事実なんかが詰まってます。 私は通勤時の電車やバスの中で本を読んでるんだけど、この本も最初はバスの中で読んでました。 が!これは危険! 計算を解くことに必死になるあまり、ふと気がつくと私はぶつぶつ独り言を呟いていたのです 「さんびゃくろくじゅうたすごじゅうたす…」と、虚空を見つめぶつぶつぶつぶつ…。 あ…あやしい人じゃん… そんなわけで、仕事の休憩時間や家に帰ってから読んでいました。 少し読んでは実践問題をやって…次に読むときは少し戻って復習して新しいところに挑戦…。 その繰り返し。 本書は、ただ読むだけでは意味がありません。 提示された問題を考え、実践していくことに意味がある。 最初は簡単な問題から始まるのでとてもとっつきやすいし、なぜこうなるのか、どうしてこうすると良いのか、という疑問部分の解説もわかりやすい。 なるほど、と納得しつつ読み進められる。 時間はかかったけど、それだけマスターしたい!と思わせられた本でした。 勉強は嫌いだし、暗算も苦手。 そんな私でも楽しく読めた本。 税込みで1575円。 本書の内容を考えれば、決して高くはない。 私はこれからも本書を片手にトレーニングをして行こう!と思います。 2007.04.06 Friday 02:02
『ベルガリアード物語〈4〉 魔術師の城塞』 デイヴィッド・エヒングス
ベルガリアード物語も4巻までやって来ました。 この巻での癒しはエランドですね〜。 エランド可愛い。 表紙のエランドも、クリクリした髪の毛が可愛い(*^_^*) エランドはなにか意味ありげな行動を繰り返すけど…いったい何者なんでしょう。気になります。 でもって王様達大集合ともいえる巻。 じつは登場人物が多すぎて、誰がどこの人で、何をやった人だったっけ?と頭の中はだらけ。こんな人出てきたっけ?なんてのもありました。 しまった…。登場人物一覧表を作りながら読み進めればよかった…。 これから読む人は、一覧表を作りながら読むことをオススメします。 物語は大きな山場を越え、ひと段落着いたかに見えたけど…まだまだ、最後の大きな山が残っていた。それに向けての前哨戦、という感じでした。 さー、次がラストだ! 2007.03.20 Tuesday 02:08
『竜神の高僧』 デイヴィッド・エディングス
シリーズ物は途中のあらすじとか感想を書くと、それがネタバレに繋がるような気がして…それを考えると、書くことがない…。 一言で言うなら、1〜3巻のなかで一番面白かった!! これまでの単調な旅から一転。いろいろな人に出会い、多くの事件があり…ほんと転がるように話が進み始めました。 一気読みでした。 続きが気になります。あー、早く次の巻を買ってこなきゃー。 とっても面白いんだけど、いつもちょっとばかし躓きそうになるのが、人を罵る言葉…。これが多いんだよね…。 このシリーズに限らず、外国の作品では良く見かけます。 文化の違いからくるのかな。 嫌味を言ったり、暴言を吐いたり。 日本人はそういったことを曖昧で流してしまうからか、言いたい事を言わないからなのか…。 たとえ何千年という時を生きてきたベルガラスであろうと、それは一緒。知らなかったガリオンにそこまで言わなくても…と思ったりするのでした…。 2007.03.18 Sunday 02:09
『蛇神の女王 - ベルガリアード物語』 デイヴィッド・エディングス
徐々に仲間を増やしつつ、ゼダーを追う旅を続けるガリオン一行。 前半部分は、大きな進展はなく旅は続くよ何処までも〜という感じ。 ちょっとまどろっこしいな…と思っていると、後半部分になって一気に盛り上がってきて目が覚めました。 盛り上がってからがすごい。あっちからも、こっちからも波が襲ってくる。 この本を読んでると、主人公であるはずのガリオンにイライラする事が多々あって驚きます。 大抵、主人公は良い子ちゃんで…わからずやでも笑って許せる範囲ものが多いのに、この本では「ガリオンってばなんてガキなんだ!」とポルガラではないけど本気で怒ってしまう…。 感情面がしっかり書き込まれてるからかな? もちろんガリオンはイライラするだけの嫌な奴じゃなくて、お手伝いだってするし人を思いやる心だって持ってるし、約束は守ろうと頑張る良い子です。 曖昧で終わらずに、はっきりと書き込まれてるので、読んでる私も一緒に怒ったり喜んだり出来るシリーズ。 2007.01.27 Saturday 01:10
『予言の守護者―ベルガリアード物語1』 デイヴィッド エディングス
予言の守護者―ベルガリアード物語〈1〉 デイヴィッド エディングス 太古の昔、莫大な力を秘めた宝石“珠”をめぐって神々が熾烈な戦いを繰り広げた。争いの末に魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒し、その復活の日まで争いにひとまず終止符を打ったのだった…老人ウルフの語る神話は、平和な農園で暮らす少年ガリオンの一番の楽しみだった。しかし少年の人生はある日を境に一変する。世界の命運を賭け、予言を成就する冒険の旅に連れだされたのだ!大好評ファンタジイ巨篇、新装版登場。(アマゾンより抜粋) 『超自分用図書館』のみすもとさんがオススメしていたシリーズ。 本屋さんに行くと必ずチェックしてしまう東京創元推理文庫と同じ棚に並んでるので、ずーっと気にはなってたんだけどなかなか手が出なかった外国ファンタジー。オススメされてるのを見て、すっごく読んでみたくなりました♪ ところで外国ファンタジーです。ちょっと敬遠しがちだった外国ファンタジー。 というのも、外国のファンタジーはえらく壮大な物語が多く、わたしはよく途中でリタイアしてしまうんですよね(^_^;) <時の車輪>シリーズも15冊読んだところで止まってるし…(あと何十冊あるんだ?)。 ベルガリアードシリーズの書評でよく引き合いに出されてる『指輪物語』は1冊目で「これはダメだ・・・!!」って挫折しかけて…でもなんとか3巻まで読んだけど、結局挫折。 ゲド戦記も4巻か5巻まで読んだけど、挫折…。 そんな私にこのファンタジーが読めるかなぁ? 手にとってみたはいいけど不安一杯でした。 けど、そんな外国ファンタジーがちょっと苦手な私でも楽しめました! しかも続きが気になるので、お給料が入ったら2巻以降も買ってこようと思います センダリアの農園でポるおばさんと暮らすガリオン。 けどポルおばさんには大きな秘密があって、本人は知らなかったけれどガリオンにも謎があって…みたいな、お約束のパターンで先も読めちゃうんだけど、登場人物たちがどれも魅力的なのでテンポ良くするする読んじゃいました。 共に旅するシルクやバラク、ダーニク、ミスター・ウルフ、そしてポルおばさん。 さらには旅先で出会い、一行に深く絡んでくる多くの登場人物たち。だれもが個性豊かで、それぞれが繰り広げる会話も時に面白おかしく、ハラハラドキドキ、でも可愛くて楽しいお話になっていました。 1巻は「起承転結」でいうとまだまだ「起」。これから物語がどう転がっていくのか楽しみ♪ 2007.01.16 Tuesday 00:28
『穴 HOLES』 ルイス・サッカー
無実の罪でグリーン・レイク・キャンプという矯正施設に送り込まれたスタンリー・イェルナッツ(Stanley Yelnats←反対から読んでも同じ)。 グリーン・レイク・キャンプで課せられた作業は、所長や指導員の監視の下、干からびた湖に幅1.5メートル、深さ1.5メートルの穴を1日に1人1つ掘ることだった。 とにかく運のないイェルナッツ家。ひいひいじいさんのせいで、ひいじいさんは大金を手に入れた直後に身包みはがされて貧乏になるし、頭の良い発明家の父親だって運がないため、実験が失敗に終わるといつもひいひいじいさんの事をののしっている。スタンリーだって、学校ではいじめられ傷つけられ、挙句に矯正施設に入れられてしまった。けどそういう時、イェルナッツ家ではすべて「あんぽんたんのへっぽこりんの豚泥棒のひいひいじいさんのせい」にする。 けど文句を言っても、グリーン・レイク・キャンプで穴を掘り続ける日々は変わらない。厳しい作業や先住者からのいやがらせに耐えつつ、スタンリーは一人の友人を得た。けれどその友人はある日、キャンプから脱走してしまい… ジャンルは児童文学らしいです。 難しい言葉は使われてないので子どもでも読めるかもしれないけど…大人でも満足できる本でした。 スタンリーの辛い日々の合間に、ひいひいじいさんが豚泥棒をしてしまった経緯や湖を舞台にした悲恋物語なんかが挿入されていて、ひいひいじいさんの話はわかるけど、何でこんなところに悲恋話が?って思いつつ読んでました。 そしたらその挿入されてた物語が後々になって、少しずつスタンリーの穴掘り物語に絡んでくるんです。 前半は単調な穴掘りと、施設のメンバー達とスタンリーとの交流が主であまり盛り上がりも変化もありません。けど後半部分に差し掛かってスタンリーに友達が出来て、その子のために何かしようっていう気持ちを持つようにまでなるんです。そして友達の為に必死に頑張るスタンリーの姿にちょっと感動。 挿入されてた物語の中でもほんの小さなことまで伏線として生かされていて、これがここに来るんだ!というのがいくつもありました。 読む前は「これって何?ちび○る子ちゃんに出てくる永沢君か?(でしたっけ?)」とか思ってた表紙も、読み終わった後に見るとちょっと面白い。 登場人物たちもそれぞれに個性があって、つらい施設での日々を乗り切るのに必死。だけどそこにほのかな人情がポロリと零れ出してきたり、かと思えば良い人かと思ってた人の驚くような人でなしな一言にビクリとしたり…。 ちょっぴり太っちょのスタンリーが、立ちはだかる試練と戦いながら少しづつ成長していく物語。 ただ最後の最後がちょーっとあっけなかったかな…。最後の最後のつけたしっぽいのはなくてもよかったかも? 2006.12.15 Friday 23:54
『シェイクスピアを盗め!』 ゲアリー ブラックウッド
シェイクスピアを盗め! ゲアリー ブラックウッド 今から約400年前の1601年、イギリス。 孤児院で育ったウィッジは、7歳の時に牧師であり医者でもあるブライトン博士にひきとられた。 ブライトン博士の下でのウィッジの仕事は、雑用と博士の考案した速記術を会得し、他の教区の牧師達の説教を書き取ることだった。しかしブライトン博士の説教泥棒は間もなく発覚。 そしてウィッジ14歳の時に、サイモン・バスという男に速記術の腕前を買われ、ロンドンで公演されているシェイクスピアの『ハムレットの悲劇』のセリフ全部を書き取ってこいという仕事を与えられる。 しかし無事任務を終えたウィッジは、途中でセリフを書いたメモ用紙をどこかへなくしてしまい・・・ 青少年向きの小説なので、読みやすいです。 ウィッジはメモ用紙を探すために、シェイクスピアが座付き作家として在籍する宮内大臣一座の劇団員となるのだけど、そこでいきなり役がもらえちゃったり、シェイクスピアと仲良くなって…なんて夢見がちな展開はもちろんありません。 任務途中で居なくなったウィッジを探す恐ろしいフォルコナーから逃げつつ、そして台本を入手できる隙を必死にうかがいつつも、ウィッジは団員達との交流や練習を重ねていくにつれて、台本を盗もうとしている自分がイヤになってくる。 14歳のウィッジが、自分の行動を顧みて悔やみ、自分のやりたいことを見つけ、流されるままだった人生に初めて抗い始めるのです。 自分の人生を自分で切り開き、どうにも出来ない時は誰かに頼ってみる。そして信頼するということ、仲間・友達・家族の大切さをハラハラドキドキ、そしてワクワクさせつつ教えてくれるお話でもあります。 ただ、大人が読むには物足りない部分もたくさんあります。 17世紀ロンドンが舞台なのだけど、時代背景の描写がとても薄い。これなら18世紀でも19世紀でも一緒じゃないかな?ただシェイクスピアが出てくるから17世紀ってなってるだけ…と感じてしまいました。 そしてシェイクスピアがほとんど出てこない・・・。シェイクスピアの事について、もうちょっと語ってほしかったなぁ・・・と思いつつ、けど少年達を対象としたお話にそんな細かく書いたら、ぜったい挫折しちゃいますもんね(^_^;) これは仕方がないことなんだろうな。 そういう物足りなさはあるものの、テンポも良くて楽しく読めました。 続編もあるようなので、読んでみたいです。 明日は5時半に起きて、仕事前にみんなで友人のお墓参りに行ってきます。 彼女が亡くなってもう8ヶ月も経つ…ということに驚いています。 明日早起きなんだから、早寝しなきゃ・・・!! 『シェイクスピアを盗め』の記事に続けて書くのもどうかと思ったのですけど、 柴田よしき先生の『聖なる黒夜』が増刷となったそうです♪もう三刷だとか おめでとうございます 大好きな作品なので、とても嬉しい〜♪ 練と麻生さんの濃密な世界が堪能できる傑作です。未読の方はこれを機にいかがでしょう・・・?(^_^;) 聖なる黒夜〈上〉 柴田 よしき それはそうと、整理して整理して・・・でもやっぱり本棚がぱんっぱんになっちゃったので、本を売りに行こうと重い腰を上げました。要らない本をピックアップしてたらあっという間に日付が変わる直前に・・。 時間が経つのって早い 漫画はすぐに売っちゃうんだけど、小説はなかなか売らなかった私。 けど今回はゲ○戦記と鴨川ホ○モーと・・・まあちょろちょろと売ろうかと思います。 でも、どうやって古本屋さんまで持っていこう・・・。 2006.12.10 Sunday 02:42
『ペギー・スー(1) 魔法の瞳をもつ少女』 セルジュ・ブリュソロ
ペギー・スー(1) 魔法の瞳をもつ少女 セルジュ・ブリュソロ ペギー・スーは他の誰も見ることができない<見えざる者>を見ることができる、地球上でただ1人の女の子。 彼女は<見えざる者>を追い払う特別な瞳を持っているのだけど、それゆえに<見えざる者>達から命を狙われる日々だった。 そんなある日、転校先の町で空に青い太陽のような光の玉が現れ、その青い光を浴びると人間も動物たちも知能が増してしまう、という奇妙な事件が起こった。 フランスの作家が書いた子供向けファンタジー。 ハリー・ポッターシリーズもそうだけど、最近の子供向けファンタジーは奥が深いなぁと思いました。 何気なくすごしてきた日常が壊された時、人間はどう行動するだろう? 自分たちが主であり、動物たちはペットで家畜だった。だけど、そんな関係が崩れたら? なんでも「涙と笑いと震えが止まらない、大人気シリーズ」だそうですが・・・全く笑えませんでした。 笑える話じゃないような気がするんだけど・・・これはシンプソンみたいに、ブラックジョークとして笑えってことなんでしょうか・・・。 訳者あとがきで「『不思議の国のアリス』や『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を引き合いに出して論評する向きも多かったらしい」と書いてあるのを見て、納得。 どことなく残酷な一面を持ったお話です。 2006.11.16 Thursday 23:54
『ソーネチカ』 リュドミラ ウリツカヤ
ソーネチカ リュドミラ ウリツカヤ 本の虫でぱっとしない平凡な女性、ソーネチカの一生の物語。 本が大好きで、いつも本ばかり読んでいて本の世界にのめりこんでいた。 やがて図書館専門学校を卒業して、図書館の書庫で働き始めたソーネチカはある日、たまたま貸し出し係をしていた時に1人の男性と出会った。 背が低く、酷く痩せていて、灰色っぽい白髪をしたロベルト・ヴィクトロヴィチ。 ロベルト・ヴィクトロヴィチと結婚したソーネチカはやがて、ターニャという女の子を出産する・・・。 とても外国文学らしい1冊でした。 ほとんどが地の文で成り立っており、会話文は少しだけ。あまり深く突っ込まず、こうなった、こう思った、と1人の女性の生涯を周囲を絡めて淡々とかかれています。 けして幸せな人生ではないのでは? けど、ソーネチカはどんなことがあってもそれを喜びととらえて、心に幸福を掴んでいく。 ソーネチカは平凡だけど、けして平凡ではない。自分の事を醜いとさげすんでいるように思えても、ただ事実として普通に受け止め、周囲に心からの優しさを配り、愛する人たちと居られることを幸せに思う。 心が静かになれる、そして幸せってなんなんだろうと改めて考えさせられる本でした。 で、この本で一番驚いたのは、ソーネチカの結婚場面・・・。ロベルト・ヴィクトロヴィチとは貸し出し係としてほんの少しだけ会話をしてわかれます。けど、その2日後にロベルト・ヴィクトロヴィチはソーネチカに結婚を申し込みに来るんです。 ほぼ初対面。 それでいいのか?! けれど、ソーネチカはそれで幸せだったのです・・・。 うーん、すごい。 2006.10.27 Friday 02:03
『大統領の最後の恋』 アンドレイ・クルコフ
大統領の最後の恋 アンドレイ・クルコフ, 前田 和泉 サボり癖がついてしまいました・・・。 本の事を書くのもなんと2週間ぶり! え、いつのまにそんなに間があいちゃったんだろ・・・。 ということで、『ペンギンの憂鬱』を読んで世界観にはまってしまった、アンドレイ・クルコフの新刊(まだ新刊といえるのかな?)です。 セルゲイ・P・ブーニンの物語。 心臓手術うけ、目覚めたところから物語は始まります。 2015年、セルゲイは大統領にまで昇りつめました。 大手術終了後すぐに、政治のなかに引き戻されるセルゲイ。 ある日、実は自分の体内にある心臓は他人から移植されたもので、自分のものではないということを知らされます。自分の体の事を一番よく知っているのは、自分ではなかった。 ぽつり、ぽつりと明らかになってくる自分の体の秘密。 そして元の心臓の持ち主の妻という女性が現れ、知らぬ間に交わされていた契約どおり、彼女はセルゲイのすぐ側で生活を始めてしまいます。 1982年、セルゲイは20代の、どこにでもいる若者だった。 働きにも行かず、家で母親に怒鳴られ・・・ セルゲイには双子の弟・ジーマがいたのですが、ジーマは精神病患者のため、療養所で生活をしていました。 母とともにジーマを見舞い、一緒に海に出かけたり、友人達と酒盛りをしたり、また付き合いのあった女の子が妊娠してしまったため結婚をしたり。 2003年、セルゲイはジーマの入院している病院でスヴェトラーナという女性と出会う。 スヴェトラーナの妹・ワーリャもまたジーマと同じく精神病患者で入院していた。 ところが、ジーマとワーリャが結婚をしたいと言い出し・・・ 3つの時系列が同時に語られていきます。 『ペンギンの憂鬱』でもそうだったんだけど、この作者は1つの章がすっごく短くて、短くて1ページ、長くても3,4ページというつくりになっています。 だからあまりにコロコロと時代が変わって、始めは「いまはいつだったっけ?」と頭もこんがらがったりしたんだけど・・・常にセルゲイが中心にいるため、次第に自分の中に3つの大きな軸ができて、それがそれぞれの時代をしっかり土台づくってくれました。 んー??意味不明ですね・・・。 えーとまあ、3つの物語を同時に読んでるような気分にさせられました。 しかも過去が未来にリンクしていたり、未来での行動の元となったのが、実は過去にあったり・・と微妙にリンクしていたりします。 淡々と語られているので淡々と読み進められるんだけど・・・読み進めるうちに内心では「このままだとセルゲイはヤバイじゃん!」とか「こいつは信用できるの?」と私の方がやきもきしてました。 そして後半に入ると物語りは新たな展開を迎えて大きく動き始めて、更にドキドキ。 分厚いので読み応えもあるし、楽しかったです♪ |
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